Anna、ソロシンガーとして初めてのアルバム『恋のカタチ』リリース大特集

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Anna「ソロシンガーAnnaとして初めてのアルバム『恋のカタチ』リリース大特集」


──今回、ソロとして初のアルバム『恋のカタチ』が堂々の完成。タイトルどおり、10コのいろいろな“恋のカタチ”が収められている作品ですね。

Anna:ホント、いろんな“恋のカタチ”が表現されてる1枚になりました。恋愛の良い部分も悪い部分も両方ひっくるめて、等身大の女の子の気持ちが描かれてるんじゃないかな、と。どの曲を聴いても等身大のAnnaをイメージしてもらえると思うし、いろんなAnnaを表現できたな、と思うんです。アルバム1枚の中には、いろんなAnnaがいるので、そのギャップも楽しんでもらえたら嬉しいです。

──で、実は本作において“初めて”がもう一つありますよね。アルバム・タイトルと同じ曲、「恋のカタチ」では作詞に初挑戦してるっていう。

Anna:そうなんですよ! これまでも歌詞の断片をノートに書きためたりはしていたんですけど、グループ(BON-BON BLANCO)の時は、やってる音楽のテイストに合うモノがなくて使う機会がなくて。今回は“Annaも歌詞にチャレンジしてみないか?”と勧められて、いただいた曲に歌詞をつけてみました。

──この歌詞は実体験を元に書いたとか。内容は遠距離恋愛…?

Anna:という仕上がりにはなんですけど、実は初めて一目惚れした時のことと、今、海外に留学してる“普通の”友達への想いを混ぜて書いているんですよ。この歌詞を書いてる時には他の曲が完成していて、いろんな恋愛の曲がある中に距離感のある恋愛を表現した歌詞がなかったんですね。だったら自分が遠距離恋愛の歌詞を書いてみようと思って。

──そっか遠距離恋愛、経験してるのかと思った(笑)。

Anna:いやいや~(笑)。自分では遠距離恋愛できると思ってるんですけど、周りの友達が言うには“Annaには絶対ムリ!”って(笑)。ま、この歌詞を書くことで“私でも遠距離恋愛できるんだぞ!”って意思表示したかったんですけど…たぶん無理(笑)。

──でも、一目惚れは実体験なんでしょう?

Anna:はい。私は、この世に一目惚れなんてあるわけない!って思っていたんですよ。友達が“一目惚れしちゃった~”なんて言ってる時も、”それはない。だって一目惚れって見た目だけが好きってことでしょ?”ってクールにバッサリ言っちゃう、みたいな(笑)。そんな自分が初めて一目惚れを経験した時は、もう自分自身が信じられなくて。“いや、こんなこと絶対ない!”と思って自分に問いかけてみたけれど、気持ちは高まっていく一方で。言葉を交わしたわけでもないのに、何日も何日も、その人の雰囲気やオーラを頭の中でずっと思い描いてたっていう…。そんな自分に自分が一番驚いちゃったんですよね。21年間生きてきて、いろんな恋をしてきて、こんな恋愛は初めてだったから。今でも一番心に残ってるんです、その片想いは。

──ひょっとして具体的に何かが起こらなかったからロマンチックな想い出として残ってるんじゃない?

Anna:かもしれないです。実際は何もなく妄想してただけだから(笑)。

──(笑)。あと気になったのが、アルバムの中に「Stand up」をはじめ男の子目線で歌ったものが3曲あるってこと。女性であるAnnaさんが♪僕は~♪と歌うのはどういう感じ?

Anna:私は好きなんですね、主人公が“僕”の歌詞は。なんか、女の子にも男の子にも共感を得られるような感じの歌詞になるっていうか。“私”だとモロに女の子寄りな視点になっちゃうし、“俺”だと男の子寄りになっちゃうけど、“僕”っていう表現は女の子と男の子の中間だなって思えるんですね。なんかスゴい柔らかい感じの歌詞になるから。あと偶然“僕”って歌詞が多かったのは、今回、楽曲を作ってくださった作家さん達が私の声を聴くと、どこか少年みたいに元気な部分を感じたかららしいんですよ。

 
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