aiko、ツアーファイナルは正装で

映画『花より男子ファイナル』の挿入歌「KissHug」がリリースされたばかりのaikoだが、2008年5月から約3ヶ月にわたって全国を巡ってきたツアー＜Love Like Pop Vol.11＞が7月31日に大阪フェスティバルホールで最終日を迎えた。

◆aiko大阪フェスティバルホール写真

ステージいっぱいに現れた、巨大なタマゴのようなドームの中から登場するという驚きのオープニングから、ライブは終始ハイテンションで進行。最新アルバム『秘密』の曲を中心に、「花火」「花風」といったヒット曲をはじめ、弾き語りで久しぶりに披露された「ボブ」、ライヴで初めて歌われる「猫」など、数々の名曲が絶妙な配置で並べられることで心地良い流れが生まれ、満員の観客を魅了した。

アンコールでは、aikoの思い出の場所であるフェスティバルホールがまもなく改装工事に入ることにちなみ、“さようなら。またね”の意味を込め、ドレッシーな衣装でインディーズ時代の楽曲「れんげ畑」を歌うという、この日だけのサプライズも。

さらにこの衣装にはもうひとつのサプライズが。フェスティバルホールにはクラシック界の巨匠たちのモノクロ写真が飾られており、兼ねてからそこに写真を飾ってもらう事が夢だったaikoは、この日の為にバンドメンバーと正装して、モノクロ写真を撮り下ろしていた。その夢が叶い、この日一夜限り、クラシック界の巨匠たちの写真と並んでaikoの写真も展示されたのだ。

そしてその写真のままの衣装でアンコールにサプライズで現れたため、集まったファンは大興奮。最後の曲は、ライヴで再び逢えることを誓う「約束」で全20曲、約3時間のライブは幕を閉じた。

9月には本ツアーの追加公演である＜Love Like Pop Vol.11.5～やっぱり嬉しい追加公演。あ、10周年だよ！～＞が東名阪で6公演開催される。ライヴ三昧となるデビュー10周年記念イヤーはいよいよクライマックスに突入する。また、思わぬサプライズを期待するのは、もはや贅沢と言うものか…。

◆「KissHug」PV映像
◆「KissHug」試聴
◆「線香花火」試聴