モグワイ、さらに研ぎ澄まされて待望の新作登場

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約2年半ぶりとなるモグワイの新作アルバム『The Hawk is Howling』が、9月17日発売と決定した。なんと日本先行発売である。

現在ポスト・ロックと呼ばれるバンドの多くは、彼らの影響なしにはありえなかったと言っても過言ではないほどの存在感を誇るヤング・チーム=モグワイ。先日、デビュー・アルバム『Mogwai Young Team』が発売10周年を記念してリイシューされ、再評価の波がさらに高まるこの頃、そんなことを全く気にしちゃいないだろう陽気なおっさん5人組が帰ってくるのだ。

新作『The Hawk is Howling』は、『Young Team』等の初期モグワイ作品に関わっていたアンディ・ミラーによるプロデュースで、Chem19 Studiosにて2008年2月にレコーディング(1曲だけおなじみトニー・ドゥーガンもレコーディングを担当)。その後3月から自らのスタジオCastle of Doom(=破滅の館)にてガレス・ジョーンズによってミックスされたらしい。

メンバー自ら“最高傑作”と呼ぶ(毎回言ってますが)本作は、前作『Mr.Beast』の野獣ノイズを通過した彼らが、自らが完成させた静寂~轟音フォーマットを改めて再構築したかのような作品。言わば、これまでのモグワイの美味しいところを詰め込んで、さらに洗練させた見事な出来栄えを誇るアルバムとなっているという。

そして枚数を重ねるごとに研ぎ澄まされてゆくその曲のネーミング・センスは今回も大暴走だ。

オープニング・トラック「I'm Jim Morrison, I'm Dead(俺ジム・モリソン、死んでます)」からして、いったい曲とどんな関係があるのかさっぱり分からないタイトルに、彼ら独特のユーモアセンスが垣間見れるような気がしなくもないような…。

どこまでも独自の道を行くモグワイによる、待望のニュー・アルバム『The Hawk is Howling』、リリースまでもう少々お待ちを。
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