MONKEY MAJIKのソロプロジェクトに問い合わせ殺到

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3月26日にリリースされる、blanc.(ブラン)というアーティストのファーストアルバム『new world』。ハウスでありながら、オーガニックな要素も備えつつ、エレクトロの雰囲気も漂わせたこのアルバムが、にわかに話題となりつつある。

というのも、blanc.のヴォーカルの声が誰かに似ているから。

blanc.『new world』のCD情報

ファンの中には知っている人も多いはず。そう、ハウス界の奇才blanc.とは、MONKEY MAJIKのヴォーカルMaynard Plantのソロプロジェクトなのだ。

そもそもblanc.名義での活動スタートは2003年にさかのぼる。Free TEMPOや、SOUL SOURCE PRODUCTIONの楽曲に作詞やヴォーカルとしてblanc.は参加していており、Free TEMPOの「Sky High」が全国のクラブでかかりまくっていた頃、フロアで“この声は誰?”とすでに話題になっていた。

本作『new world』で、我々が耳にすることができるblanc.は、MONKEY MAJIKでMaynard Plantが見せる表情とは全く違う。MONKEY MAJIKの活動で、ソングライターとしての才能は証明済みな彼だが、今回はまず音の濃さ、内容の濃さに度肝を抜かれることになる。

また、ハウスのアルバムにして、たとえば、6曲目に差し込まれたのは、ボッサ調のAOR楽曲「some days」。この曲をあえてアルバムの中盤に入れることで、全体の流れがグッと引き締まるなど、アルバム全体を通しての構成も秀逸だ。

リード曲であり、アルバムのオープニングを飾る「new world」から、最後「morning departure」まで捨て曲ナシの全10曲(11曲目には「new world」のリミックスが収録)。

MONKEY MAJIKのファンはもちろん、ずっと長く聴けるハウスのアルバムを探していた人、この1枚は必携ですよ。


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