音楽とは何なのか? を映し出すアツキヨの新曲PV映像
ギター&ヴォーカル担当のアツシと、サインヴォーカル&ヴォーカル担当Kiyoのユニット、「アツキヨ」をご存知だろうか?
“テレビで見た記憶がある”という人もいるはず。今から約5年前、日本テレビ系『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』で彼らは取り上げられ、日本武道館を、いや全国を感動の渦に巻き込んだ。
“教科書で読んだことがある” という学生もいることだろう。東京書籍が発行する高校1年生向けの英語の教科書『PROMINENCE English I』には、彼らの物語が掲載されている。
知らない人のために少しだけ解説すると、メンバーのKiyoは、耳に障害を持っており、ほとんど音が聴こえない。そんなKiyoの夢が“歌手になること”。そして彼女は、手話を取り入れた、独自の“サインヴォーカル”というパフォーマンスを体得し、北千住で路上ライヴをしていたアツシと出会い、夢を叶えた。
アツキヨは、自身の体験から“夢を語るのではなく、叶える人たち”の背中を押してくれるユニットなのだ。
そんなアツキヨが、ニューシングル「約束の場所」をリリースした。
●「約束の場所」PV映像(フルサイズ)
アツシのギターが軽快なこのポップチューンは、テレビ東京系『TVチャンピオン2』の挿入歌。 “君を信じているから、君の決めたゴール=約束の場所に向かって頑張って” というチア・ソングで、新しい何かを踏み出す時に、少しだけ勇気がほしい人、何かに挑戦している人、し続けている人の気持ちを汲み取ってくれるような、そんな優しい楽曲だ。また、同曲にはKiyoもヴォーカリストとしてコーラスに参加している。
彼らの曲はPVでも見てほしい。今回のPVは、白バックの前で歌っている彼らの姿と、ストリートライヴ中の映像だけで構成されている。実にシンプルだ。しかし、この映像からは、想像を絶するほどのパワーが伝わってくるのがわかるだろう。
もちろんこれは、Kiyoのサインヴォーカルによるものが多分にある。アツシのリードヴォーカルにKiyoのサインヴォーカルが組み合わされることで、楽曲の持つメッセージは2倍、3倍へと増幅されていく。
しかし、それだけだろうか?
楽曲の魅力を目に見える形で伝えるために制作されるのがPV映像。最近では、大掛かりなセットやロケーション、CGなど、レコーディングにかかる費用以上の、もしろ下手な映画の制作費程度の額を費やして撮影されるものまで存在する。確かに、それだけの費用を投じて制作された映像には、時として息を飲むこともある。トラックとの相乗効果で、非常にカッコイイ映像だったりもする。
しかし、アツキヨの「約束の場所」の映像は、それら巨大な費用を投じて制作されたPVとはまったく逆のベクトルながら、そんな映像にも引けを取らないような、いや、むしろそれ以上に、我々に訴えかけてくるものがある。
映像の中の彼らの姿には、PV映像というものの “原点” が見えるのだ。そして同時に、次々に登場しては消費されていく今の大衆音楽の中で、我々が忘れがちな「音楽にとって本当に大切なものとは何なのか?」という問いの答えがある気がしてならない。
●アツキヨ「約束の場所」PV映像
●アツキヨ「約束の場所」CD情報
“テレビで見た記憶がある”という人もいるはず。今から約5年前、日本テレビ系『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』で彼らは取り上げられ、日本武道館を、いや全国を感動の渦に巻き込んだ。
“教科書で読んだことがある” という学生もいることだろう。東京書籍が発行する高校1年生向けの英語の教科書『PROMINENCE English I』には、彼らの物語が掲載されている。
知らない人のために少しだけ解説すると、メンバーのKiyoは、耳に障害を持っており、ほとんど音が聴こえない。そんなKiyoの夢が“歌手になること”。そして彼女は、手話を取り入れた、独自の“サインヴォーカル”というパフォーマンスを体得し、北千住で路上ライヴをしていたアツシと出会い、夢を叶えた。
アツキヨは、自身の体験から“夢を語るのではなく、叶える人たち”の背中を押してくれるユニットなのだ。
そんなアツキヨが、ニューシングル「約束の場所」をリリースした。
●「約束の場所」PV映像(フルサイズ)
アツシのギターが軽快なこのポップチューンは、テレビ東京系『TVチャンピオン2』の挿入歌。 “君を信じているから、君の決めたゴール=約束の場所に向かって頑張って” というチア・ソングで、新しい何かを踏み出す時に、少しだけ勇気がほしい人、何かに挑戦している人、し続けている人の気持ちを汲み取ってくれるような、そんな優しい楽曲だ。また、同曲にはKiyoもヴォーカリストとしてコーラスに参加している。
彼らの曲はPVでも見てほしい。今回のPVは、白バックの前で歌っている彼らの姿と、ストリートライヴ中の映像だけで構成されている。実にシンプルだ。しかし、この映像からは、想像を絶するほどのパワーが伝わってくるのがわかるだろう。
もちろんこれは、Kiyoのサインヴォーカルによるものが多分にある。アツシのリードヴォーカルにKiyoのサインヴォーカルが組み合わされることで、楽曲の持つメッセージは2倍、3倍へと増幅されていく。
しかし、それだけだろうか?
楽曲の魅力を目に見える形で伝えるために制作されるのがPV映像。最近では、大掛かりなセットやロケーション、CGなど、レコーディングにかかる費用以上の、もしろ下手な映画の制作費程度の額を費やして撮影されるものまで存在する。確かに、それだけの費用を投じて制作された映像には、時として息を飲むこともある。トラックとの相乗効果で、非常にカッコイイ映像だったりもする。
しかし、アツキヨの「約束の場所」の映像は、それら巨大な費用を投じて制作されたPVとはまったく逆のベクトルながら、そんな映像にも引けを取らないような、いや、むしろそれ以上に、我々に訴えかけてくるものがある。
映像の中の彼らの姿には、PV映像というものの “原点” が見えるのだ。そして同時に、次々に登場しては消費されていく今の大衆音楽の中で、我々が忘れがちな「音楽にとって本当に大切なものとは何なのか?」という問いの答えがある気がしてならない。
●アツキヨ「約束の場所」PV映像
●アツキヨ「約束の場所」CD情報