OCEANLANE、新作「Twisted Colors」登場でインタヴュー&フルPV

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3rdアルバム『Castle In The Air』から約半年。早くもOCEANLANEが新たな音源となる4曲入りのシングル「Twisted Colors」を3月5日にリリースする。さらに同日、昨年行なわれた初のSHIBUYA-AXでのワンマンライヴの模様を中心に収録したDVD『Castle In The Air Tour Final@AX』もリリースされる。寡作だった彼らがめまぐるしく動き出した真相、そして4曲4様に奔放に輝いたシングルについて、二人に話を訊いた。彼らが出演する<BARKS×LOFT presents“the REAL”~ROCK Night~>も見逃せない!

――まず今回、アルバムから間を空けずにシングルをリリース、さらにライヴDVDも同時に、という精力的な流れになったのは何故なんでしょう?

Kay:やっぱり、半年に一回くらいはリリースすれば、自分たちもいい意味でテンションが保てるし、ツアーもコンスタントにできるし。まぁ、ようやく真っ当なバンドの活動にできたかな(笑)。

――(笑)。DVDは、やはり初のAXワンマンを記録しておきたかったというところですか?

Hajime:割とライヴ自体が、去年の集大成的な位置付けだったんで、一旦、自分たちの成果を、ここで見せておこうかなっていう感じですね。

――ではシングルは、次はこういう作品にしたいというヴィジョンはあったんですか?

Kay:3rdアルバムが統一されたものだったので、今回はもうちょっと自由に羽ばたきたいなってとこがあって。結構、3rdの曲は悩んで作ったんですよね。制作期間が長い分、いろんな方法を試しつつ。逆に今回は制作期間も短くして、浮かんだものをパッパいれようみたいな、そういう感覚で作りましたね。

――まず1曲目の「I May Be」は、柔らかさや広がりを感じる楽曲ですね。

Hajime:シングルだし、メロディアスな曲がほしいなと思って。一番得意なパターンの曲ですね。強いて言えば、割と今まで作ってた曲って、隙間がない感じで詰まった印象だったと思うんですけど、空間的な広がりが出るようにして、スケール感が出ればいいなって思って作りましたね。

――じゃあ、足し算じゃなく引き算をやってった感じですね。

Hajime:あぁ、言われてみたら、最初っからそれはありましたね。例えばギターとかでも、弾きっぱなしじゃなくて、弾くとこは弾く、弾かないとこは弾かないみたいな。

――歌詞の作りがまたユニークですね。

Hajime:そうですね。テーマ的には…今の世の中って、絶対的なものを避けて、何でも相対化しようとするという風潮があるのかなって。それもいいと思うんですけど、家族でも、友達でも、恋人でも、宗教でもいいと思うんですけど、何か自分の中に揺ぎ無いものがあってこそ、物事の本質が見えてくるっていうか、判断ができると思うんですよね。それをどう歌詞にインプットしようかなって感じでやってみたんです。

――また2曲目の「Better Believe Me」は全然違う感じで。ざっくりしたアメリカンロックな感じというか。OCEANLANEの中では珍しい雰囲気ですね。

Kay:まぁ、ロックしたいっていうのが第一にあって。OCEANLANEにない感じのメロディを入れたかったのと、歌詞もちょっと、3rdは人を励ましたいっていうのがテーマにあったから、それとは全く逆のことをやりたいと思って、あんまりメッセージとかもなく、ズタボロになってく男の人を描いたというか。曲調にも合ってるし、綺麗なだけのOCEANLANEはリアルじゃないなって思ってたので。

――じゃあ、今まで出してなかったけど、本質に近いところもあるかもしれないですね。

Kay:あぁ、そうかもしれないですね。僕、結構枠にはめて考える癖があるんで、そういうのをちょっと取りたいなって思ったところもあるんですよ。

――また3曲目の「Falling In Love With TV Stars」は、歌詞のテーマも含めてユニークですね。

Kay:あの、日本のオタク文化ってあるじゃないですか。人の趣味をガーガー言うのは筋違いだけど…僕はアンチオタクなんですよね。そういう、夢心地でいて現実を見ない人って今の社会すごい多いじゃないですか。それに対する皮肉ソングというか。

――でも音そのものは、ピアノが入ったりとか、結構遊び心があって。曲調まで攻撃的にするんじゃないところがまた面白いですよね。

Kay:そういうところを聴いてもらえれば一番いいかな。曲までそうなったらまんまじゃないですか。違った方法論でいくらでもできるし、歌詞と曲のギャップがあってもいいのかなって。

――また打って変わって、4曲目の「Tomo's Lullaby」は弾き語りテイストですね。

Hajime:曲の断片ができた時に、この曲は子守唄になるしかないなと思って、そこら発展させた感じですね。で、歌詞は、俺が気付いたことなんですけど、どんな人間も、大人になるとみんな表情って変わるじゃないですか。でも、寝てる時だけは、みんな表情が子供のままなんですよ。それで、子守唄ができた時に、そういえば自分の中にこういうアイディアがあったなって思い出して書いたんです。

――なるほど。そして、BARKSといえば3/5にイベント<BARKS×LOFT presents“the REAL”~ROCK Night~>にも出演されますね。

Kay:年明けからのライヴ2本目ということで、できる限り集中して演奏して、楽しみたいですね。また、対バンするCOALTAR OF THE DEEPERS、FULLARMORのライヴも、まだ見たことがないので楽しみですね。

――また、リリース・ツアーのファイナルのLIQUIDROOMは、ストレイテナーとの共演が決まりましたね。

Kay:OCEANがデビューしたぐらいの時にCDをもらって、ライヴを観に行ってからすごく好きになって、いつか一緒にやりたいと思っていて今度のタイミングで実現しました。あと、ホリエくんとは共通の友達がいたりでよく飲んだりしてます。先輩バンドをゲストに迎えてのツアー・ファイナルだし、楽しみです。

取材・文●高橋美穂
Photo by Reiji Eguma

■新曲「I May Be」フルPVはこちら
https://www.barks.jp/watch/?id=1000021270


OCEANLANE新曲「I May Be」着うた(R)および着うたフル(R)
BARKS★SOUND(http://s.barks.jp/ ケータイから)にて先行配信中!


<OCEANLANE / Twisted Colors Tour>
3月20日(木)岐阜:CLUB ROOTS
3月21日(金)京都:MOJO
3月22日(土)四日市:CLUB CHAOS
3月23日(日)静岡:JAM JAM JAM
3月28日(金)千葉:LOOK
3月29日(土)宇都宮:HELLO DOLLY
4月1日(火)横浜:BAYSIS
4月4日(金)高崎:FLEEZ
4月5日(土)水戸:LIGHTHOUSE
4月8日(火)仙台:MACANA
4月9日(水)新潟:CLUB JUNKBOX mini
4月10日(木)金沢:VANVAN V4
4月11日(金)神戸:STARCLUB
4月13日(日)心斎橋:CLUB DROP
4月15日(火)広島:NAMIKI JUNCTION
4月16日(水)福岡:DRUM SON
4月17日(木)熊本:DRUM Be-9
4月18日(金)長崎:DRUM Be-7
4月20日(日)名古屋:ell SIZE
【TOUR FINAL】
4月24日(木) 東京:LIQUIDROOM
w/ ストレイテナー(GUEST)

[問]OCEANLANE Official Web http://www.oceanlane.com/

※3月20日・岐阜、3月22日・四日市、3月23日・静岡、4月1日・横浜、4月4日・高崎、4月5日・水戸、4月15日・広島、4月11日・神戸はGLORY HILLのCD発売記念ツアー

※3月28日・千葉、4月20日・名古屋、4月9日・新潟、4月10日・金沢は、PIECE4LINEのCD発売記念ツアーへのゲスト出演になります。
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