4月はナイト・レンジャー&ファイアーハウス天国

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<ナイト・レンジャー vs. ファイアーハウス>というハードロック旋風が吹き荒れるゴキゲンなコンサートが4月に決定し、今から楽しみでしょうがないっす!という生粋のロックにーちゃん・ねーちゃんに、さらに垂涎の情報をお届けしよう。

▲『ジャパン・ツアー'83』
ナイト・レンジャーの83年のライヴがDVDとなって発売が決定です。…実はこれが奇跡の発売なのだ。

来日スケジュール日程と見事にシンクロした4月16日の発売となる『ジャパン・ツアー'83』、文字通り1983年12月13日に行なわれた初来日の厚生年金会館でのライヴを収録した作品なのだが、そもそもこのライヴを収録した映像が世界的にプロモーション・ビデオとして利用され、そこから海外で人気に火がついたという、記念碑的な映像作品。

「あ、知ってますよ、持ってますから…」という貴兄、いらっしゃいますでしょう。そう、実は「ジャパン・ツアー83」は84年にVHSビデオとして発売された映像作品なのだが、なんと当時の権利元レーベルがすでに消失、その権利が宙に浮いたまま現在に至っていたものだったのだ。その後、ナイト・レンジャーのマネージメントの全面的な協力を得ながら、苦節1年半もの時間と労力をかけ、ついに探し出した権利元の確認を承認、今回のDVD再発売にこぎつける事になった。泣けるぜ。

▲『ロック・オン・ザ・ロード』
そしてもうひとつ。ファイアーハウスも唯一の映像作品『ロック・オン・ザ・ロード』がDVD化され、4月16日に発売となる。

『ロック・オン・ザ・ロード』はVHSとLDにて1991年に発売となったもの。現在ではもちろん廃盤だが、こちらも来日公演にあわせて待望のDVD化ということだ。大ヒットデビュー曲「Don't Treat Me Bad」(全米19位)や「Love of A Lifetime」(全米第5位)などのヒット曲に限らず全ての楽曲が美しく、卓越した演奏力をまざまざと見せ付けるライヴ演奏こそ、まさしく必見だ。

そもそもこの時代はHR/HM冬の時代。1991年、大御所のHR/HM勢が苦戦をしていた中で、その絶妙なアンサンブルと美しい楽曲により唯一、逆風をものともせずに大成功を収めたのがファイアーハウスだった。

1991年度American Music Awardsの最優秀新人Hard Rock/Metalバンドに選ばれ、数多くの来日公演とともに90年代を輝かしいキャリアで飾ったファイアーハウス、「ドント・トリート・ミー・バッド」「ラヴ・オブ・ア・ライフタイム」など未だ色褪せぬ美メロは、日本人の感性にジャストフィットしてしまいます。これも泣けるぜ。

4月、家ではDVD、会場では生で…アメリカン・ハード・ロックの雄が、あなたを直撃。もう、号泣でしょ。

<ナイト・レンジャー vs. ファイアーハウス>
第一部:ファイアーハウス
第二部:ナイト・レンジャー

東京公演
 4月19日(土) 赤坂BLITZ
 4月20日(日) 赤坂BLITZ
名古屋公演
 4月23日(水) 愛知県勤労会館
大阪公演
 4月24日(木) 松下IMPホール
[問]ウドー音楽事務所
http://www.udo.co.jp/
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