吉川晃司、ミュージカル初主演で“日本のシンドラー”に挑戦

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第二次世界大戦中、リトアニアの日本領事代表として日本通過のビザを発給し、ナチス・ドイツによる迫害から約6,000人ものユダヤ人を救った故・杉原千畝(すぎはらちうね)氏。外務省の命令に反しても「頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできない」と行動し、のちに「日本のシンドラー」とも呼ばれている氏の勇気ある行動を描いたミュージカル『SEMPO ~日本のシンドラー杉原千畝物語~』が制作されることになった。

▼制作発表記者会見【フォト・アルバム】
https://www.barks.jp/feature/?id=1000037158

1月16日に都内で制作発表記者会見が行なわれ、ミュージカル初出演にして主演を務める吉川晃司が意気込みを語った。

「自分にとっては、ミュージカルということ以前に千畝さんの生き様、計り知れない度量に惚れました。それを演じられることは光栄です。体制に媚びず、権力に飲み込まれず、自分を貫くのはロックやパンクに通じていると思います。若輩者ですが、恥ずかしいことにならないように頑張ります。魂、暴れたいな、と(笑)」

また、吉川をキャスティングした山田修爾プロデューサーは「当時の千畝さんと同じ歳くらいで、実は勉強家で真面目で……そうは見えませんが(笑)。新鮮な感動を共有できると思う」と抜擢の理由を説明した。

そして、今作で初のミュージカル曲を提供する中島みゆきは、次のコメントを寄せている。
現代の民族紛争にも通ずるデリケートな作品ですが、
私はただ一点、「人間として」という立場を貫いたSEMPO氏への
敬意に基づいてのみ詞曲を書かせていただきました。
この素晴らしい機会を与えていただいたことに感謝しています。


『SEMPO ~日本のシンドラー杉原千畝物語~』は、4月4日(金)~22日(火)から東京・新国立劇場 中劇場、26日(土)~27日(日)名古屋・名鉄ホール5月2日(金)~8日(木)神戸・新神戸オリエンタル劇場にて上演される。


『SEMPO ~日本のシンドラー杉原千畝物語~』
【出演】吉川晃司、愛華みれ、今 拓哉、彩輝なお ほか
【入場料】SS席 \12,500/S席 9,500/A席 \7,000/B席 \5,000
【チケット一般発売】2008年1月19日より
■公式サイトhttp://www.rise-produce.com/sempo/
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