ビートルズ、『Revolver』秘話
'66年にリリースされたビートルズの7枚目のアルバム『Revolver』は当初、おなじみのアビーロード・スタジオではなく、ソウルのメッカStaxでのレコーディングが検討されていたという。実現していたら、ユニークな作りのスタジオだけに音の変化もあっただろうし、サザン・ソウルの聖地に滞在することで曲の作りも変わっていたかもしれない。
Staxの元広報担当が『MOJO』マガジンに明かしたところによると、ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインはStaxを訪れ契約書にサインするところだったという。しかし、噂が広まり地元のメディアに取り上げられたため、エプスタインは警備面を懸念、結局、話は流れてしまったという。
彼女はこう話している「契約書を見たわよ。社長に“ビートルズが来たら、絨毯をはがして切り崩して売らせてちょうだい”って言ったものよ」
Strax(レコーズ)は、オーティス・レディング、サム&デイヴらのホームでサザン・ソウル、メンフィス・ソウルといった音楽スタイル形成に大きな役割を果たしたレーベル。そのスタジオは元劇場を改造し作られたもので、床が水平ではなかったため変則的で、ときにディープでレアなサウンドを生み出したといわれている。
また、Staxのソングライター、ジョニー・キースが語ったところによると、メンフィス在住のエルヴィス・プレスリーがビートルズを自宅へ招待する予定もあったという。
Ako Suzuki, London
Staxの元広報担当が『MOJO』マガジンに明かしたところによると、ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインはStaxを訪れ契約書にサインするところだったという。しかし、噂が広まり地元のメディアに取り上げられたため、エプスタインは警備面を懸念、結局、話は流れてしまったという。
彼女はこう話している「契約書を見たわよ。社長に“ビートルズが来たら、絨毯をはがして切り崩して売らせてちょうだい”って言ったものよ」
Strax(レコーズ)は、オーティス・レディング、サム&デイヴらのホームでサザン・ソウル、メンフィス・ソウルといった音楽スタイル形成に大きな役割を果たしたレーベル。そのスタジオは元劇場を改造し作られたもので、床が水平ではなかったため変則的で、ときにディープでレアなサウンドを生み出したといわれている。
また、Staxのソングライター、ジョニー・キースが語ったところによると、メンフィス在住のエルヴィス・プレスリーがビートルズを自宅へ招待する予定もあったという。
Ako Suzuki, London
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