モトリー・クルー、ニッキー・シックスが新プロジェクト始動
1987年に一度死んだ男ニッキー・シックス。モトリー・クルーのベーシストである彼は、ホテルのスイートルームで僚友と“お楽しみ”の最中に心臓が止まり、一度死を体験している。そのニッキーが記した自叙伝『THE HEROIN DIARIES』を基にして、ロック・ミュージックに昇華したのが、12/19にリリースされたアルバム『THE HEROIN DIARIES SOUNDTRACK』である。
80年代の後半、ドラッグ漬けになったニッキーは、死と生の狭間をさまよいながら、わずかに残った自己との命綱を確認するかのように日記を書きなぐっていた。そのときの精神状態、外界・他者に対する破滅的な認識が綴られたその日記は、ヘロイン中毒者ニッキーが生き続けるために“もがく”様子が赤裸々に表わされたものだった。
ニッキーの創作意欲は、この自叙伝を自己表現の源とすることを選んだ。このアルバムに参加しているのは、DJアシュバ(G)すなわち“A”と、ジェイムズ・マイケル(VO/G)すなわち“M”である。2人がニッキーの著作に感銘を受け、それを音楽に導いていった。彼ら二人のおかげで、このアルバムは内向的な自己完結型音楽に陥ることなく、適度なヘヴィさとポピュラリティ要素を含んで、ロック・ミュージックとして成立している。
一見、難解でつかみどころのない音構成や歌詞かもしれないが、何度も何度も噛み砕いていくと、その叫びやペシミズムの中の生き抜こうとする意思は強く重く、ロックミュージシャン、ニッキーの表現者としての才能を痛いほど感じる。
たまには、自分の内面を痛いほどさらけ出す、このような音楽にひたってみるのもいい。ビクター エンタテインメントのサイトでは、PV視聴などもあるので詳しくはそこで。
●ビクター エンタテインメント
http://www.jvcmusic.co.jp/sixxam/
80年代の後半、ドラッグ漬けになったニッキーは、死と生の狭間をさまよいながら、わずかに残った自己との命綱を確認するかのように日記を書きなぐっていた。そのときの精神状態、外界・他者に対する破滅的な認識が綴られたその日記は、ヘロイン中毒者ニッキーが生き続けるために“もがく”様子が赤裸々に表わされたものだった。
ニッキーの創作意欲は、この自叙伝を自己表現の源とすることを選んだ。このアルバムに参加しているのは、DJアシュバ(G)すなわち“A”と、ジェイムズ・マイケル(VO/G)すなわち“M”である。2人がニッキーの著作に感銘を受け、それを音楽に導いていった。彼ら二人のおかげで、このアルバムは内向的な自己完結型音楽に陥ることなく、適度なヘヴィさとポピュラリティ要素を含んで、ロック・ミュージックとして成立している。
一見、難解でつかみどころのない音構成や歌詞かもしれないが、何度も何度も噛み砕いていくと、その叫びやペシミズムの中の生き抜こうとする意思は強く重く、ロックミュージシャン、ニッキーの表現者としての才能を痛いほど感じる。
たまには、自分の内面を痛いほどさらけ出す、このような音楽にひたってみるのもいい。ビクター エンタテインメントのサイトでは、PV視聴などもあるので詳しくはそこで。
●ビクター エンタテインメント
http://www.jvcmusic.co.jp/sixxam/
この記事の関連情報
モトリー・クルー、生誕の地ハリウッドでクラブ・ツアー開催
モトリー・クルー、ビースティー・ボーイズ「Fight For Your Right」をカバー
モトリー・クルーのニッキー・シックス、アバター公演は「バンドにとって素晴らしいこと」
モトリー・クルー「いまはスタジオに入る理由がない」
ジョン5、モトリー・クルー公演でのエアギター疑惑を否定。そう見えた理由を解説
モトリー・クルーのメンバー、お互いの好きなところを語る
ニッキー・シックス、ロブ・ゾンビからジョン5を盗んだようで「申し訳なく思ってる」
モトリー・クルー、NYで開催したシークレット・ショウの動画公開
モトリー・クルー、新曲「Dogs Of War」制作のビハインド・ザ・シーン公開