アイク・ターナー、死去

水曜日（12月12日）ソウル・レジェンドのアイク・ターナーがサンディエゴ近くの自宅で亡くなった。76歳だった。

アイクが'51年に制作した「Rocket 88」は、歴史家から音楽史上初のロックンロール・ソングと見られている。彼はその後、60年代から70年代にかけて当時結婚していたティナ・ターナーとともにアイク＆ティナ・ターナーとして活躍。「Nutbush City Limits」「River Deep, Mountain High」「It's Gonna Work Out Fine」などのヒットを生み出した。

'78年に２人が離婚したことでディオも解散し、その後のティナの発言により、彼女に暴力を振るっていたとの悪評も立つが、音楽面では今年、ブルース・アルバム『Risin' With The Blues』でグラミー・アワーズを受賞するなどレジェンドとしての名に相応しい活躍をみせていた。また'91年にはアイク＆ティナ・ターナーの名義でロックの殿堂入りも果たしている。

BBCによると、彼のマネージメント会社は「アイク・ターナーが今朝、自宅で亡くなりました」との声明を発表。死因については触れていないという。

Ako Suzuki, London