【Many Merry Diaries】羊たちの激白:メリーのツアー日記 師走篇(10)横浜その壱
「なんだかお久しぶりです……という気がしませんよね」と笑うのはテツ。彼らと顔を合わせるのはツアー初日の11月20日以来ということになるわけだが、この連載のために毎日メールのやりとりをしているようなものだから、僕もまったく同感だ。ちなみに先日、金沢での“いちごオレ吸引写真”がモザイク処理で掲載された健一は、「あれ以来、いちご味のお菓子ばかり差し入れされて困ってる(笑)」のだという。
そんなことはともかく、この夜のライヴは、僕自身がこれまでに観てきたメリーのライヴのなかでも、かなりベストに近いものだったと思う。ライヴ中、ネロが無言で躊躇なく、両手でマルを作る場面が何度か見られたこと、終演後、結生が「横浜さんよぉ!」とオーディエンスにインネンつけるかのような挑発口調でカラミながら「だいぶ楽しかったぜ! サンキュー!!」と叫んだことでも裏付けられている通り、オーディエンスの“熱”もそれを証明していた。そして終演後、ガラからこんなメールが届いた。午後10時57分のことである。
YOKOHAMAライヴ、かなり楽しかったです!
気持ちの良い疲労感と充実感たっぷりの、良い夜になりました!
おかげで濃厚な時間が過ごせました!
観に来てくれた人達、ありがとう!
これからまた、各地をまわります!
どこの街でも100%のメリーを魅せられるようライヴしてきます!
最後にもう一度……YOKOHAMA最高でした!
また逢いましょう!
ガラ
参考までに報告しておくと、この時刻、僕はすでに帰宅。そしてメンバーたちは深夜の横浜で酒池肉林の大騒ぎ……を繰り広げていたわけではなく、なんと都内に戻ってからミーティングを行なっていたのだった。そしてそのミーティング終了後、今度はネロからメールが届いた。着信時刻は、なんと12月10日の午前5時15分である。
お疲れ様です!
ただいまです!
さっきまでミーティングしてたので、今、帰りです☆
でも、今日はなかなか眠れそうにないですよ(笑)。
とにかく、今日のLiveは興奮しましたから!!
演奏がどうだったとか、パフォーマンスがどうだったとかではなく、
とにかく我が6人目のメンバーとの波長も合って、感動しました…。
この先、今日のLiveを越えるための旅に出ると思うと、
正直、ゾッとしますね(汗)。
でも、やってみせますよ!
我々メリーは、全力疾走中ですから(>_<)/
では、おやすみなさい。
m(__)m
寝れるかな…(笑)。
ネロ
ツアーはこれからいよいよ後半戦に突入。一行は北へと向かうことになる。現在の見通しで言うと、12月12日、青森・QUARTERでのライヴ当日はおそらく雪。メンバー&スタッフの皆さん、くれぐれも風邪などひかぬよう。もちろん6人目のメンバーの皆さんも。
増田勇一
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