【Many Merry Diaries】羊たちの激白:メリーのツアー日記 師走篇(5)金沢その弐
ビクターのY本女史の機転で、なんとか乗り切ることができた前回。すると、それに煽られたかのように、金沢・AZでのライヴ当日の午後2時6分、テツからさっそくメールが届いた。
おはようございます!
金沢は結構寒いんですけど、風が強いんじゃなく、
気温自体が低い感じで、いい感じの冷たさです。
引き締まって、いい状態でライヴに臨めそうです。
テツ
そして遅れること数十秒。午後2時7分には健一から着信が。
おはようございます!
昨日、握手会のあとご飯食べにいきました。
和風料理屋で、このツアー中、一番おいしかったです(笑)
今日はいいライヴができそうです!
健一
身の締まった北陸の海の幸に舌鼓を打ち、さらには自身の身を引き締めてライヴに臨む。これぞ冬のツアーの、あるべき姿(!?)。しかし残念ながら健一の送ってくれた写真では、せっかくのご馳走の内容もよくわからず、何を食べているのかよくわからない。なので、筆者が数年前に金沢で堪能した刺身の盛り合わせを景気づけに添えておくことにする。
そして開演を間近に控えた午後6時27分、今度は結生からメールが到着。
金沢ライヴ直前!(30分前)
「いちごオレ」をおいしそうに吸う健一さんを発見しました!
今日も気合いが入ります!
結生
そして、ほぼ同時に健一から送られてきたメールが、コレである。
ゆうくんから送られてきた自分の写真は使わないで下さい…。
健一
この2人、おかしすぎ。ここは健一の願いを聞き入れてやりたいところだが、今回はちょっと写真素材が足りなくなりそうなので、ちょっと手を加えて使用させてもらうことにする。健一が、この写真に写っている自分の姿が嫌だったのか、はたまた「いちごオレ」というおよそロッカーらしからぬものを愛飲している事実の発覚を恐れたのかは定かではない。が、そんなことはともかくこの夜もライヴは盛況だった模様。終演後の午後10時26分、ガラから次のようなメールが到着した。
金沢ライヴ、終わりました!
今のメリーを、魅せることができたと思います!
すごく楽しかったです!
これからは関東に戻り、埼玉、水戸、そして横浜です!
観に来てくれる人たち、
楽しみに待っていてください!
ガラ
それからわずか15分後の午後10時41分、今度は健一から、なんと今回3度目のメールが。
ライヴが終わって、帰路についているところです。
このツアー、いい感じでまわれていると思うんですが、
人間とはずるいもので、ひとつ目的を達成すれば
次は更にその上を求めてしまう。
バンドって難しいですね…。
基準とか限界がないだけに、
常に未完成なままな気がしてしまいます。
メリーは、次に何をしたら良いんでしょうか?
健一
なんか今日の健一は妙に深いぞ。しかし、こうした模索や葛藤というのも進化のためのエネルギーになるもの。限界がないことをわかっているのなら、“未完成”であることをネガティヴにとらえずに、進んでいくしかない。まずは達成した目標を、自分たちにとって“アタリマエのこと”として消化しながら。
そしてこのツアーは、いよいよ明日、12月6日から、折り返し地点とでもいうべき関東シリーズに突入する。さて、年末の慌しい取材・執筆スケジュールのなか、筆者にはいずれかのライヴを観に行くことができるのだろうか?
増田勇一
おはようございます!
金沢は結構寒いんですけど、風が強いんじゃなく、
気温自体が低い感じで、いい感じの冷たさです。
引き締まって、いい状態でライヴに臨めそうです。
テツ
そして遅れること数十秒。午後2時7分には健一から着信が。
▲箸に挟まれているのは甘海老? うーん。しかしテーブルの上が殺風景すぎるぞ。 |
▲筆者が数年前に金沢で食した刺身。健一たちのテーブル上には、おそらくこういったものがあったのだと信じたい。 |
昨日、握手会のあとご飯食べにいきました。
和風料理屋で、このツアー中、一番おいしかったです(笑)
今日はいいライヴができそうです!
健一
身の締まった北陸の海の幸に舌鼓を打ち、さらには自身の身を引き締めてライヴに臨む。これぞ冬のツアーの、あるべき姿(!?)。しかし残念ながら健一の送ってくれた写真では、せっかくのご馳走の内容もよくわからず、何を食べているのかよくわからない。なので、筆者が数年前に金沢で堪能した刺身の盛り合わせを景気づけに添えておくことにする。
そして開演を間近に控えた午後6時27分、今度は結生からメールが到着。
金沢ライヴ直前!(30分前)
「いちごオレ」をおいしそうに吸う健一さんを発見しました!
今日も気合いが入ります!
結生
そして、ほぼ同時に健一から送られてきたメールが、コレである。
ゆうくんから送られてきた自分の写真は使わないで下さい…。
健一
▲問題の発禁写真。「この写真の代わりに」と健一が送ってくれた別の写真は、あまりにも暗すぎるのでボツ。 |
金沢ライヴ、終わりました!
今のメリーを、魅せることができたと思います!
すごく楽しかったです!
これからは関東に戻り、埼玉、水戸、そして横浜です!
観に来てくれる人たち、
楽しみに待っていてください!
ガラ
それからわずか15分後の午後10時41分、今度は健一から、なんと今回3度目のメールが。
ライヴが終わって、帰路についているところです。
このツアー、いい感じでまわれていると思うんですが、
人間とはずるいもので、ひとつ目的を達成すれば
次は更にその上を求めてしまう。
バンドって難しいですね…。
基準とか限界がないだけに、
常に未完成なままな気がしてしまいます。
メリーは、次に何をしたら良いんでしょうか?
健一
なんか今日の健一は妙に深いぞ。しかし、こうした模索や葛藤というのも進化のためのエネルギーになるもの。限界がないことをわかっているのなら、“未完成”であることをネガティヴにとらえずに、進んでいくしかない。まずは達成した目標を、自分たちにとって“アタリマエのこと”として消化しながら。
そしてこのツアーは、いよいよ明日、12月6日から、折り返し地点とでもいうべき関東シリーズに突入する。さて、年末の慌しい取材・執筆スケジュールのなか、筆者にはいずれかのライヴを観に行くことができるのだろうか?
増田勇一
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