クイーン、エイズ・デイに10年ぶりの新曲をリリース

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ワールド・エイズ・デイ(12月1日)をプロモートし、クイーンが10年ぶりに新曲「Say It's Not True」を発表した。ポール・ロジャースが加入した新生クイーン(正式にはクイーン+ポール・ロジャース)初のシングルとなる。

曲は、ネルソン・マンデラのエイズ基金46664のためにロジャー・テイラーが制作。すでに'05~'06年にかけて行なわれた世界ツアーでパフォーマンスされている。そのときはテイラー1人が歌っていたが、シングルではテイラー、ロジャース、ブライアン・メイのメンバー3人全員のヴォーカルがフィーチャーされている。

フロントマンのフレディ・マーキュリーをエイズで亡くしたクイーンにとって、エイズの問題は他人ごととは思えないとテイラーはBBCに話している。「フレディを失ってから、(エイズの問題は)とても身近なものに感じている」「このトラックをリリースすることで、ネルソン・マンデラのキャンペーンを支援したい。誰も安全じゃないってメッセージを世界中に広めたい」

曲は46664(46664.com)およびクイーン(queenonline.com)、ポール・ロジャース(paulrodgers.com)のサイトなどから無料でダウンロードできる。

www.queenpluspaulrodgers.com
www.queenonline.com
www.paulrodgers.com
www.46664.com
www.46664global.com
www.mercuryphoenixtrust.com

クイーンが新曲を発表するのは、'97年の「No-One But You(Only The Good Die Young)」以来のこと。同トラックは、ダイアナ妃が亡くなった後にリリースされたものだが、もとはフレディ・マーキュリーの死に影響を受け作られたといわれている。これが、オリジナル・ベーシストのジョン・ディーコンが参加した最後のトラックになった。

Ako Suzuki, London
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