奥華子、全国ツアー開始、初日松戸を速報レポート

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映画『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」のロングヒットや、「TEPCOひかり」「いまのりくん」などのCMソングなどでもお馴染み、キーボード弾き語りシンガーソングライター奥華子。

路上での弾き語りライヴをライフワークとしている彼女の、自身初めてとなる全国ホールツアー<奥華子弾き語りLIVE TOUR2007~First Letter~>が、2007年11月9日(金)松戸市民会館からスタートした。

渋谷C.C.Lemonホールや大阪城野外音楽堂での弾き語りライヴも大成功を収めている彼女の待望の初全国ツアーだけあって、初日の松戸も満員御礼の客入りだ。

千葉県出身の彼女であるが、意外にも地元千葉でのワンマンライヴは今回が初めてだそう。「地元なので一番リラックスできるかと思いきや、一番緊張した」というMCが飛び出すのも納得だが、もっとも、見ているこちらにはそんなことを感じさせないくらいリラックスしてアットホームな空気の中でライヴは始まった。

ステージ上は路上ライヴと同じキーボードセットに加えて、グランドピアノとシンセサイザーの3台だけが置かれたごくシンプルなセットで、楽曲によって彼女が弾き分けていく独特のスタイルで進んでいく。今回のツアーはいわゆる作品リリース後のツアーとは違い、彼女の代表曲はもちろんのこと、この日ステージ上で発表となった来年1月23日にリリースされる10ヶ月振りのニューシングル「手紙」や、そのカップリング楽曲で来年1月19日から公開になる映画『ちーちゃんは悠久の向こう』の主題歌となった「空に光るクローバー」など、初めてお披露目される楽曲もふんだんに披露され、まさしく現在進行形の奥華子を体験できる内容となっていた。

彼女の一番の魅力である、路上ライヴやイベントで大勢の人が足を止めてしまう“魔法の歌声”はもちろんのこと、最近身近で起こったことを真面目に話すと何故か会場が爆笑の渦に巻き込まれるMCのトークセンスも、相変わらずだ。何も飾らない等身大の自分を弾き語りというスタイルでさらけ出し、そこから奏でられる歌に心が癒され、また時には涙し、MCではお笑いのライヴよろしく爆笑へと導かれる。

いや単純に、こんなに素晴らしいライヴが他にあるだろうか?そんな彼女の魅力を知ってしまった人が何度も彼女のライヴに足を運ぶのは、むしろ当然のことかもしれない。そんなことを思いながら、夢のような2時間半は心地良い空気のままあっという間に過ぎてしまった。

このツアーは12月31日大晦日にツアーファイナルとして中野サンプラザホールでの公演も決定し、更にその後には<奥華子祭り COUNTDOWN & A HAPPY NEWYEAR>と題したカウントダウンライヴも決定。こちらのチケットは12月2日から発売開始とのこと。是非あなたにも奥華子ワールドを体験してもらいたい。
文●大スケ@新婚さん

「小さな星」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000017788

「ガーネット(弾き語りversion|劇場版アニメーション「時をかける少女」主題歌)」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000020319
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