清木場俊介、全国ツアー終盤を飾る東京公演速報!そしてTVに釘付け?

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去る9月5日、すなわち2ndアルバム『IMAGE』の発売当日に名古屋で幕を開けた清木場俊介の全国ツアー、『LIVE TOUR 2007“まだまだ! オッサン少年の旅”』が佳境を迎えつつある。10月1日、このツアーにおける初の東京公演の場となったZepp Tokyoは、文字通りの超満員。開演が間近であることを告げるアナウンスが終了するやいなや、場内は暗転を待たずして賑やかな手拍子と清木場コールに塗りつぶされ、ライヴは快調な滑り出しをみせた。

もちろん無条件にフロア全体を揺らすようなアッパー系のロック・チューンも、彼のレパートリーにはいくつかある。が、オーディエンスを黙らせてしまうほどにじっくりと聴かせる曲、聴き手をとろかすほどに甘い響きを持った曲を披露しているときでさえも、そこに熱と力強さ、そしてリアルすぎるほどに生々しいエモーションを感じさせてくれるのが清木場という男であり、“唄い屋”を自称する彼の最大の魅力だという気がする。

そして実際、アンコールの2曲や独演会状態のお喋りも含め、たっぷりと2時間40分にも及んだこの夜のステージは、そんな彼の魅力を存分に、しかもあくまで自然に伝えてくれるものとなった。具体的な演奏曲目については、いわゆるネタバレを避けるためにも記さずにおくが、『IMAGE』に収録されている楽曲たちの多くが披露されたのはもちろんのこと、このツアー中にバンド・メンバーたちとともに育ててきたという新曲をはじめとする未発表曲もいくつか登場。僕自身のなかでは、ことに本編の終盤に組み込まれていた、まだ仮タイトルすらも付けられていない新曲のゴツゴツとした手触りがことに印象的だった。

ステージ上の清木場は、来春にはホール・ツアーの計画があることを明らかにし、さらには2008年中に日本武道館のステージに立つことを公約。大歓声のなかで「みんなを武道館に連れて行くぜ!」と宣言した。当然、これはあくまで願望であり、目標であり、まだ確定事項ではない。が、「やる」と言ったことは本当にやってしまうのが、この男。少なくとも彼自身のモチヴェーションがさらに大きく膨らみつつあること、2008年が清木場俊介にとっての飛躍の年になることは間違いないだろう。実際、こうしたスタンディング形式の会場で彼のライヴを観られる機会というのも、この先しばらくは皆無ということになるのかもしれない。

こんなことを言うと、今夜(10月2日)、昨夜に引き続きZepp Tokyoで行なわれる東京公演第二夜に足を運びたくなる人たちも多いはずだが、残念ながらチケットはすでに完売に至っている。が、そんな人たちに朗報! なんと今夜、そのZepp Tokyoでのライヴが、MUSIC ON!TVの『ASAHI SUPER DRY The LIVE』で、午後7時より生中継されるのだ! これはすでに今回のツアーに参戦済みのファンにも、まだ彼のことを“元EXILEのSHUN”としてしか認識していない人たちにとっても必見。是非、画面のなかの清木場とまっすぐに向き合ってみて欲しいものだ。

参考までに、この東京公演第二夜を終えると、今回のツアーは10月6日の広島・クラブクアトロでの公演を経て、10月8日と9日、清木場自身の地元である山口県の山口市民会館での二夜公演をもって最終着地点に到達することになる。そう、“武道館への道”が、そこからスタートすることになるわけなのである。

増田勇一

MUSIC ON!TV「ASAHI SUPER DRY The LIVE 清木場俊介 from Zepp Tokyo」
http://www.m-on.jp/specialprogram/live_detail6866.html
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