ブリトニー、華麗とは程遠いカンバック

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日曜日(9月9日)、ニュー・トラック「Gimme More」でMTV Video Music Awards 2007のオープニングを飾り華麗なカンバックを果たすはずだったブリトニー・スピアーズだが、不発に終わった。メディアは「ぱっとしない」「大失敗」「悲惨」などと評している。

ブリトニーは、金髪のカツラにスパンコールつきの黒いビキニ姿でステージに登場。何人ものダンサーを引き連れパフォーマンスしたものの、その動きは鈍く、セクシーでもなければ、とてもダンスと呼べる代物でもなかった。

BBCニュースのリポーターは「活気がなく、口パクの仕方も忘れたようだ。MTVアワーズ史上最悪のパフォーマンス」と報道。『Evening Standard』紙は「身体は崩れているし、動きは調子外れで不器用」と評し、オーディエンスからの「ゾンビみたいだった」「準備不足」「半眠中」などという感想を伝えている。ゴシップ・ブロガーのペレス・ヒルトンは「彼女はしくじった。ブリトニーが口パクだってことは誰もが知っている。でもそれは、彼女がダンスしまくるからだ。今回はほとんど踊ってない。ひどかった。苦痛だ。恥だ。僕はそこが気に入ったけど!」とのコメントを掲載した。

パフォーマンス中、客席に回されたカメラには、あ然としている50セント、口に手を当てたディディの姿が映し出されていた。

何より彼女の表情に精彩がなく、元気だったころのブリトニーのステージに見られた艶やかさやダイナミックさはなかった。華麗なるカンバックを待ち望んでいる人たちが多いだけに残念。しかし、これだけ酷評されたのは、彼女の実力がこの程度のものでないことをみんなが知っているからかもしれない。

Ako Suzuki, London
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