天性のスター現わる!世界が認めたキャット・デルーナ
全米ホットダンスミュージッククラブプレイでも1位をかっさらい、ここに日本でも一足先に着うたでも”ワイナワイナ♪“が大ヒットのキャット・デルーナ。2007年9月19日の待望のデビュー・アルバム『9 Lives~灼熱のダンスフロア』を控え、2007年9月23日のショーケースに3組6名様を招待する。
■キャット・デルーナ<ワイン・ナップPARTY ~ショウケース・ライヴ~>ご招待
https://www.barks.jp/present/
ブロンクスに生まれドミニカ共和国に育ち、高校生でニュージャージーに戻ったキャット・デルーナは、英語/スパニッシュを完璧に話すバイリンガルだ。ジェニファー、シャキーラに続くティーン・エイジャーとして、その声はマライアのごとく、ビジュアルは溌剌としたラテン・ビューティ。
サウンドはR&B/ヒップホップからレゲエ、ダンス、ラテン音楽までを織り込んだポップ志向のアーバン・ミュージックだ。そんな色彩豊かな絵の様に、彼女が受けた音楽教育はユニークで幼い頃にはオペラを学んでいる。スーパースターであるR.ケリーは、彼女を「天才」と評し、エルサルバドルの有名シンガー、アルバロ・トレスは、彼女を「現代のセレナ」と称する。
そして当の本人、そんな才能うんぬん以前に、何はともあれテンションが高い!
■キャット・デルーナ コメント映像
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019770
運命の時は、エピック・レコーズのオーディション。ホイットニー・ヒューストンの曲をアカペラで歌い、オリジナルのダンスを披露。チャーリー・ウォーク氏(EPIC社長)はその才能にほれ込み、「ヒットは後から作ればいい。君は天性のスターだ」と即契約に至った。
子供の頃からスペイン語テレビ局のタレント番組を席巻、イベントやフェスティバルに参加するなど現在のベースを形成。6歳の頃、家の中で歌を歌っていたら母親がラジオと間違えたという逸話も。芸術高校に入学すると、オペラを専攻。それに相反してラテン系の女子2人と「ラテン系のガールグループがいなかったから」と、R&B・ヒップホップグループを結成。しかしそのグループを率いてオーディションに行くと、いつもソロでやることを勧められ、彼女は解散したくなかったが最終的にソロ転向を決意。
ドミニカ出身初のクロスオーヴァー・アーティストになるべく、2007年1月にスタジオ入りし、初のCDがリリースされるというのが『9 Lives~灼熱のダンスフロア』なのだ。
──アルバム制作に当たって、何を目指したのでしょう?
キャット・デルーナ(以下キャット):これは私の初めてのアルバムだから、とても重要な意味を持っているの。音楽的に目指したのは、世界中の人が何かしら共感できるところがある作品であること。ラティーノやアメリカ人の人だけでなくてね。結果にはとても満足している。ラテン、ヒップホップ、ヨーロッパっぽいサウンド…全部入っているからね。オペラの要素だって入ってるのよ。このアルバムのすばらしさを語っていたら、日が暮れちゃうわ。日本のみんなもきっと気に入ってくれると思う。まず「ワイン・ナップ」の踊り方を覚えてもらわなくちゃね(笑)。
──それを成し遂げるためにどのようなアプローチ、スタッフ選びを行ないましたか?
キャット:聞き手の人がどこにいても気に入ってくれるようにバラードもダンス・ソングも入っているわね。それから、全体がバラバラに聞こえないように、プロデューサ−を1人に絞ったの。たくさんのプロデューサーを起用すると、ヒット曲は入っているかもしれないけど、全体のまとまりに欠けるから。
──デビューアルバムにあたる意気込みも教えてください。
キャット:デビューアルバムはヤバいわよ! 何年もがんばってきてやっとアルバムを出せることになったから、張り切っているわ。私はまだ19歳だけど、12歳からレコード会社と契約しようしてきたから。すばらしいアルバムだから、とにかくみんなに聴いてほしい。自分のアルバムだからいうワケじゃないけど、このアルバムは今年のビッグ・ヒットになると思う。私はオペラの素養があるから、オペラも入っているし、ポップなバラード、ダンス・ソングも入っているの。
──アルバムのテーマは?
キャット:私自身のテーマは「インターナショナル」ということ。自分の考え方、存在がインターナショナルだから。アルバムの曲にはそれぞれ素敵なテーマがあるの。「ビー・リメンバード」はとにかく出て行って自分の夢を追いかけて、と言っているの。だって、私たちがこの世を去るときは、成し遂げたことだけが残るわけだから。このアルバムは「ワイン・ナップ」だけでなくて、みんなが夢に向かってがんばれるような曲もあるってこと。
──プロデューサーについて(Redoneなど)どういう人か教えてください
キャット:私のプロダクション・チームがプロデューサーは1人がいいと思っていて、彼を起用したの。レッドワンはモロッコ出身だけど、スウェーデンに長く住んだ後、アメリカに戻って来たのよ。私は私で、ブロンクスで生まれた後、ドミニカ共和国で育ってまたアメリカに戻ってきたから二人ともいろいろな音楽のバックグラウンドを持っていて、すぐに意気投合したわけ。彼はすごいわよ、才能があって。
──キャット自身の音楽のルーツを教えてください。R&B、ポップス、サルサ、バチャータといろいろ好きですよね? そのルーツと今作とのつながりについても教えてください。
キャット:自分が聴いてきた音楽は全部入れたつもり。バチャータ、ポップ、ヒップホップ、ジャズ、オペラ…全部がキャット・デルーナの一部である音楽なの。私の両親はラティーノだからもちろんラテン・カルチャーが強いし、その一方でアメリカ生まれだからアメリカの文化も身に付いているし、きちんと学んだオペラも入っている。私はダンスも大好きだから、ヒップホップやテクノも取り入れた。私なりのスープを作ったわけ。
──どういう段階を経て曲作りが完成するのですか。
キャット:今でもスタジオに入っているわよ。スタジオに入る時はドアを閉め切るの。私、携帯を持ってないのよ。いろいろな人から電話が来るのがいやだから。用があるなら、マネージャーに電話してもらった方が早いし。スタジオに入ったら、ラジオをちょっと聴いて、ビートをいちから作って、それを聴きながら私がリリックを書くの。その時に心にあることについて書くから、いろんなテーマになる。ずっと曲作りをやっていて、私はなかなか寝ないのよ(笑)。
──何歳の頃から曲作りをスタートしたのですか
キャット:9歳の時に、両親が離婚した時に作ったの。母が私の歌を聴くのを好きなのは知っていたから、部屋にこもってスペイン語でリリックを書いて、メロディーをつけた。それを母に歌って聴かせたら、「あなたが作ったの?」ってすごくびっくりしてそれからずっと応援してくれているの。それ以来、曲作りは私の生活の一部。
──アルバム・タイトルの意味は?
キャット:9は普遍的な数字で、私もユニヴァーサルな存在でしょう。それから、9は私が克服した様々なことに関係にある。契約するためにかけあったレコード会社が9だし、最初に辛い事を乗り越えるために曲を書いたのが9歳で、今、19歳で最初のアルバムを出すことになった。あと、私は猫だから、それに引っ掛けたってのもあるわね。私は自分をファイターだと思っているから、何があっても克服するの。
──特に気に入っている曲&その理由を
キャット:全部で10曲入っていて、3曲分のスペイン語ヴァージョンがあるのね。全部ヒット曲だけど、あえてお気に入りを選ぶとしたら、「アニマル」になるかな。今、ここに来る車の中でも聴いていたし。人生をジャングルに、人間を動物に例えている。ライオンが獲物を狙うみたいに夢を追いかけて、ということを歌っているのだけど、セクシーな部分もあるわね。楽しいけど、クレイジーなエネルギーがある曲よ。
──featアーティストについて。エレファントマン、シャカ・ディーと共演したいきさつ。また彼らの印象は?
キャット:エレファント・マンはビデオの収録まで会わなかったんだけど、いきさつは結構おかしいの。最初、男性を誰か入れないと、という話になったときに、私が「ショーン・ポールがいい!」って答えたから、ジャマイカのキングストンまでスタッフと行ったの。5日間がんばっても全然連絡が取れなくて、そうこうしているうちに、エレファント・マンと連絡が取れて、曲を聴かせたら彼が一発で気に入ってくれたの。「こりゃすごい!」って、スタジオに入って一発でキメたのよ。私はその場にいなかったけど、彼が「エナジー・ゴッド」と呼ばれているわけはすぐ分かったわ。シャカ・ディーは同じプロダクション・カンパニーに所属していて、彼にぴったりの曲が合ったから参加してもらったの。とてもいい人で、とても才能があるわ。トリニダード&トバゴ出身よ。
──PVはとても楽しい雰囲気がでていますが、ビデオ撮影のエピソードを教えてください
キャット:My Spaceで自分なりのワイン・ナップのダンスを応募して、一番ホットなフリを考えた人がビデオに参加できるコンテストを実施したの。何百と応募があって、まだインターネットで見られるわよ。その中で、アディアナという9歳の女の子がすごくて、もう私がダンスを習った方がいいんじゃないかってくらいだったの。彼女は私の横で踊っているし、あと2人の友達が参加しているわね。
──リードトラックの「ワイン・ナップ」をはじめダンスソングが多いですが、あなたとダンスの関かわりは?
キャット:ダンスはとっても大事。テクノでもラテンでもヒップホップでも、私は何でも踊るし、ドミニカ共和国でまずみんながやることは、ラジオを聴きながら踊ることだから。サンバで踊るのも大好きで、私の音楽にも反映されているわ。ダンスホールはもちろん、ロックやテクノっぽい曲で踊れる曲も入ってる。歌を重視した曲もあるけれど、ファンの人が踊れる曲をちゃんと入れるのはとても大事だと思っている。
──自分を一言で表わすとしたら?
キャット:ファイター、かな。シンプルだけど、結構重大なことよ。そのための心構えも大事だし、自分のゴールを把握して強みも弱点も分かってないと、ファイターにはなれないの。音楽のキャリアだけでなく、私の人生自体、闘って手に入れたものなのよ。両親の離婚で母1人で3人を育てたから貧しかったし、何もなかったけれど、その中から何かを生み出して成功できた。ちょうど、「闘士」という名前の小さなマンガのキャラクターみたいな感じね。
──19年間で一番感動したことは何?
キャット:やっぱり音楽かな…。1ヶ月でアルバムを作り上げたことね。1、2曲ヒットだけでなく、全部がヒット曲なのはすごいと思う。
──20歳になったらやりたいことは?
キャット:アルバムが出た後になるから、世界中をツアーしたいわね。次のアルバムに取りかかっているかもしれないし、映画やファッション方面に進出しているかも。日本語を習得する可能性もある。私は日本が大好きだから。11月26日だから蠍座よ。
──人生で初めて買ったCDとコンサートは何?
キャット:自分のお金を貯めて初めて買ったCDは、セリーナのアルバム。大好きな曲が入っていたの。初めて行ったコンサートはマディソン・スクエア・ガーデンでラテンのスターが集まったコンサートね。マーク・アンソニーとかが出たんだけど、いつか私もあそこに立つぞって思ったの。
──好きなこと…何でも!
キャット:(1)映画 『Water for Chocolate』。意味が隠されていて、考えさせられるような映画が好きなの。
(2)食べ物 食べるのが大好きだから何でも食べるけど、選ぶならサンコーチョね。ドミニカ共和国の伝統的な食べ物で、お肉やお芋なんかが入っている重めのスープ。
(3)今はまってること。自分のアルバム。…なーんてね。いい子ぶるわけではなくて、私のファンや街で会ったファンの人が何を考えているか、どの曲が好きかを知りたいの。
(4)化粧品 スコット・バーンズ。以前、J-Loのメークをしてた人のラインで、Body Blingはつけた瞬間、レッド・カーペットを歩けそうな感じになるの。
(5)色 パープル。子供のときから、パープルの物をみると幸せになれるの。
(6)好きな言葉 Mucha-cha! ドミニカ共和国のスラングで強調のときに使うの。
(7)好きな俳優 何人かいるけど、ニコール・キッドマンが好きね。すごくクラシックで、「女優」と聞いて思い浮かぶのは彼女ね。
──影響をうけたアーティストは?
キャット:たくさんいるけど、やっぱりセリーナね。
──今気に入っているアルバムは?あと、いつも聞いているアルバムってある?
キャット:『9Lives』! 自分でレコード・ショップに行って自分で10枚買うくらい。お店の人に「それ、あなたじゃない!?」って言われたりして。縁起をかついでもいるんだけどね。家でじっくり聴いて楽しんでいるわ。
──好きな曲は?
キャット:ホィットニー・ヒューストンの「I'll Always Love You」とマライア・キャリーも大好き。あと、いろいろな人がカヴァーしているマイケル・ジャクソンの「I'll Be There」も好きね。
──着メロは携帯を持っていないから分からないですよね?
キャット:もし、携帯を持っていたら「アニマル」か「ラン・ザ・ショウ」になるかな。「ラン・ザ・ショウ」は朝、仕度する時に自分で聴いて、自分をあげるのよ。
──ツアーを含め、今後の予定を教えてください。
キャット:「ティーンUSA」とオープンでパフォーマンスするの。あと、オマリオンの曲のビデオ撮りがあるの。ティンバランドがプロデュースし“Cut Off Time”で11月に公開される「Bring The Noise」のための曲なの。あと日本に行くのもすっごく楽しみにしている。北米のプロモ・ツアーも予定しているわ。
──それと10年後の目標を。
キャット:子供の頃から、音楽で活躍してきたの。小学校ではクワイヤーでソウルを学んだし、高校はニュージャージーの音楽学校を一つだけ受けることにした。普通、5つくらい受験するからママが慌てたけど、私はその学校でなければ進学したくないって思ってたの。そこでオペラを学びながら、女の子でグループを組んだけど、契約が取れなかったからソロになったの。そうしたらすぐにソニーとの契約が決まったの。ここまでが今までの話で、10年後はこのまま成功しているはず。自分のカテゴリーで最強のシンガーになって、ポップでもオペラでも歌えるインターナショナルな存在になりたい。それで、私みたいに苦労して育った人達を助けたい。何にせよ、大物になっていると思う。
──日本のファンへのコメント
キャット:ニホンノミナサン、キャット・デルーナからのメッセージは、絶対夢をあきらめないでってこと。本気で夢を追いかけたら、それは必ず叶うから。私は7年間がんばってここまで来たわ。これから先も大丈夫だと思うし、みんなも本気でがんばったら絶対結果が出せるはず。だから、夢を見続けて必ず実現させてね。それから、もう少しで行くから待ってて!
■キャット・デルーナ<ワイン・ナップPARTY ~ショウケース・ライヴ~>ご招待
https://www.barks.jp/present/
ブロンクスに生まれドミニカ共和国に育ち、高校生でニュージャージーに戻ったキャット・デルーナは、英語/スパニッシュを完璧に話すバイリンガルだ。ジェニファー、シャキーラに続くティーン・エイジャーとして、その声はマライアのごとく、ビジュアルは溌剌としたラテン・ビューティ。
サウンドはR&B/ヒップホップからレゲエ、ダンス、ラテン音楽までを織り込んだポップ志向のアーバン・ミュージックだ。そんな色彩豊かな絵の様に、彼女が受けた音楽教育はユニークで幼い頃にはオペラを学んでいる。スーパースターであるR.ケリーは、彼女を「天才」と評し、エルサルバドルの有名シンガー、アルバロ・トレスは、彼女を「現代のセレナ」と称する。
そして当の本人、そんな才能うんぬん以前に、何はともあれテンションが高い!
■キャット・デルーナ コメント映像
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019770
運命の時は、エピック・レコーズのオーディション。ホイットニー・ヒューストンの曲をアカペラで歌い、オリジナルのダンスを披露。チャーリー・ウォーク氏(EPIC社長)はその才能にほれ込み、「ヒットは後から作ればいい。君は天性のスターだ」と即契約に至った。
子供の頃からスペイン語テレビ局のタレント番組を席巻、イベントやフェスティバルに参加するなど現在のベースを形成。6歳の頃、家の中で歌を歌っていたら母親がラジオと間違えたという逸話も。芸術高校に入学すると、オペラを専攻。それに相反してラテン系の女子2人と「ラテン系のガールグループがいなかったから」と、R&B・ヒップホップグループを結成。しかしそのグループを率いてオーディションに行くと、いつもソロでやることを勧められ、彼女は解散したくなかったが最終的にソロ転向を決意。
ドミニカ出身初のクロスオーヴァー・アーティストになるべく、2007年1月にスタジオ入りし、初のCDがリリースされるというのが『9 Lives~灼熱のダンスフロア』なのだ。
▲『9 Lives~灼熱のダンスフロア 』 |
キャット・デルーナ(以下キャット):これは私の初めてのアルバムだから、とても重要な意味を持っているの。音楽的に目指したのは、世界中の人が何かしら共感できるところがある作品であること。ラティーノやアメリカ人の人だけでなくてね。結果にはとても満足している。ラテン、ヒップホップ、ヨーロッパっぽいサウンド…全部入っているからね。オペラの要素だって入ってるのよ。このアルバムのすばらしさを語っていたら、日が暮れちゃうわ。日本のみんなもきっと気に入ってくれると思う。まず「ワイン・ナップ」の踊り方を覚えてもらわなくちゃね(笑)。
──それを成し遂げるためにどのようなアプローチ、スタッフ選びを行ないましたか?
キャット:聞き手の人がどこにいても気に入ってくれるようにバラードもダンス・ソングも入っているわね。それから、全体がバラバラに聞こえないように、プロデューサ−を1人に絞ったの。たくさんのプロデューサーを起用すると、ヒット曲は入っているかもしれないけど、全体のまとまりに欠けるから。
──デビューアルバムにあたる意気込みも教えてください。
キャット:デビューアルバムはヤバいわよ! 何年もがんばってきてやっとアルバムを出せることになったから、張り切っているわ。私はまだ19歳だけど、12歳からレコード会社と契約しようしてきたから。すばらしいアルバムだから、とにかくみんなに聴いてほしい。自分のアルバムだからいうワケじゃないけど、このアルバムは今年のビッグ・ヒットになると思う。私はオペラの素養があるから、オペラも入っているし、ポップなバラード、ダンス・ソングも入っているの。
──アルバムのテーマは?
キャット:私自身のテーマは「インターナショナル」ということ。自分の考え方、存在がインターナショナルだから。アルバムの曲にはそれぞれ素敵なテーマがあるの。「ビー・リメンバード」はとにかく出て行って自分の夢を追いかけて、と言っているの。だって、私たちがこの世を去るときは、成し遂げたことだけが残るわけだから。このアルバムは「ワイン・ナップ」だけでなくて、みんなが夢に向かってがんばれるような曲もあるってこと。
──プロデューサーについて(Redoneなど)どういう人か教えてください
キャット:私のプロダクション・チームがプロデューサーは1人がいいと思っていて、彼を起用したの。レッドワンはモロッコ出身だけど、スウェーデンに長く住んだ後、アメリカに戻って来たのよ。私は私で、ブロンクスで生まれた後、ドミニカ共和国で育ってまたアメリカに戻ってきたから二人ともいろいろな音楽のバックグラウンドを持っていて、すぐに意気投合したわけ。彼はすごいわよ、才能があって。
──キャット自身の音楽のルーツを教えてください。R&B、ポップス、サルサ、バチャータといろいろ好きですよね? そのルーツと今作とのつながりについても教えてください。
キャット:自分が聴いてきた音楽は全部入れたつもり。バチャータ、ポップ、ヒップホップ、ジャズ、オペラ…全部がキャット・デルーナの一部である音楽なの。私の両親はラティーノだからもちろんラテン・カルチャーが強いし、その一方でアメリカ生まれだからアメリカの文化も身に付いているし、きちんと学んだオペラも入っている。私はダンスも大好きだから、ヒップホップやテクノも取り入れた。私なりのスープを作ったわけ。
──どういう段階を経て曲作りが完成するのですか。
キャット:今でもスタジオに入っているわよ。スタジオに入る時はドアを閉め切るの。私、携帯を持ってないのよ。いろいろな人から電話が来るのがいやだから。用があるなら、マネージャーに電話してもらった方が早いし。スタジオに入ったら、ラジオをちょっと聴いて、ビートをいちから作って、それを聴きながら私がリリックを書くの。その時に心にあることについて書くから、いろんなテーマになる。ずっと曲作りをやっていて、私はなかなか寝ないのよ(笑)。
──何歳の頃から曲作りをスタートしたのですか
キャット:9歳の時に、両親が離婚した時に作ったの。母が私の歌を聴くのを好きなのは知っていたから、部屋にこもってスペイン語でリリックを書いて、メロディーをつけた。それを母に歌って聴かせたら、「あなたが作ったの?」ってすごくびっくりしてそれからずっと応援してくれているの。それ以来、曲作りは私の生活の一部。
──アルバム・タイトルの意味は?
キャット:9は普遍的な数字で、私もユニヴァーサルな存在でしょう。それから、9は私が克服した様々なことに関係にある。契約するためにかけあったレコード会社が9だし、最初に辛い事を乗り越えるために曲を書いたのが9歳で、今、19歳で最初のアルバムを出すことになった。あと、私は猫だから、それに引っ掛けたってのもあるわね。私は自分をファイターだと思っているから、何があっても克服するの。
──特に気に入っている曲&その理由を
キャット:全部で10曲入っていて、3曲分のスペイン語ヴァージョンがあるのね。全部ヒット曲だけど、あえてお気に入りを選ぶとしたら、「アニマル」になるかな。今、ここに来る車の中でも聴いていたし。人生をジャングルに、人間を動物に例えている。ライオンが獲物を狙うみたいに夢を追いかけて、ということを歌っているのだけど、セクシーな部分もあるわね。楽しいけど、クレイジーなエネルギーがある曲よ。
──featアーティストについて。エレファントマン、シャカ・ディーと共演したいきさつ。また彼らの印象は?
キャット:エレファント・マンはビデオの収録まで会わなかったんだけど、いきさつは結構おかしいの。最初、男性を誰か入れないと、という話になったときに、私が「ショーン・ポールがいい!」って答えたから、ジャマイカのキングストンまでスタッフと行ったの。5日間がんばっても全然連絡が取れなくて、そうこうしているうちに、エレファント・マンと連絡が取れて、曲を聴かせたら彼が一発で気に入ってくれたの。「こりゃすごい!」って、スタジオに入って一発でキメたのよ。私はその場にいなかったけど、彼が「エナジー・ゴッド」と呼ばれているわけはすぐ分かったわ。シャカ・ディーは同じプロダクション・カンパニーに所属していて、彼にぴったりの曲が合ったから参加してもらったの。とてもいい人で、とても才能があるわ。トリニダード&トバゴ出身よ。
──PVはとても楽しい雰囲気がでていますが、ビデオ撮影のエピソードを教えてください
キャット:My Spaceで自分なりのワイン・ナップのダンスを応募して、一番ホットなフリを考えた人がビデオに参加できるコンテストを実施したの。何百と応募があって、まだインターネットで見られるわよ。その中で、アディアナという9歳の女の子がすごくて、もう私がダンスを習った方がいいんじゃないかってくらいだったの。彼女は私の横で踊っているし、あと2人の友達が参加しているわね。
──リードトラックの「ワイン・ナップ」をはじめダンスソングが多いですが、あなたとダンスの関かわりは?
キャット:ダンスはとっても大事。テクノでもラテンでもヒップホップでも、私は何でも踊るし、ドミニカ共和国でまずみんながやることは、ラジオを聴きながら踊ることだから。サンバで踊るのも大好きで、私の音楽にも反映されているわ。ダンスホールはもちろん、ロックやテクノっぽい曲で踊れる曲も入ってる。歌を重視した曲もあるけれど、ファンの人が踊れる曲をちゃんと入れるのはとても大事だと思っている。
──自分を一言で表わすとしたら?
キャット:ファイター、かな。シンプルだけど、結構重大なことよ。そのための心構えも大事だし、自分のゴールを把握して強みも弱点も分かってないと、ファイターにはなれないの。音楽のキャリアだけでなく、私の人生自体、闘って手に入れたものなのよ。両親の離婚で母1人で3人を育てたから貧しかったし、何もなかったけれど、その中から何かを生み出して成功できた。ちょうど、「闘士」という名前の小さなマンガのキャラクターみたいな感じね。
──19年間で一番感動したことは何?
キャット:やっぱり音楽かな…。1ヶ月でアルバムを作り上げたことね。1、2曲ヒットだけでなく、全部がヒット曲なのはすごいと思う。
──20歳になったらやりたいことは?
キャット:アルバムが出た後になるから、世界中をツアーしたいわね。次のアルバムに取りかかっているかもしれないし、映画やファッション方面に進出しているかも。日本語を習得する可能性もある。私は日本が大好きだから。11月26日だから蠍座よ。
──人生で初めて買ったCDとコンサートは何?
キャット:自分のお金を貯めて初めて買ったCDは、セリーナのアルバム。大好きな曲が入っていたの。初めて行ったコンサートはマディソン・スクエア・ガーデンでラテンのスターが集まったコンサートね。マーク・アンソニーとかが出たんだけど、いつか私もあそこに立つぞって思ったの。
──好きなこと…何でも!
キャット:(1)映画 『Water for Chocolate』。意味が隠されていて、考えさせられるような映画が好きなの。
(2)食べ物 食べるのが大好きだから何でも食べるけど、選ぶならサンコーチョね。ドミニカ共和国の伝統的な食べ物で、お肉やお芋なんかが入っている重めのスープ。
(3)今はまってること。自分のアルバム。…なーんてね。いい子ぶるわけではなくて、私のファンや街で会ったファンの人が何を考えているか、どの曲が好きかを知りたいの。
(4)化粧品 スコット・バーンズ。以前、J-Loのメークをしてた人のラインで、Body Blingはつけた瞬間、レッド・カーペットを歩けそうな感じになるの。
(5)色 パープル。子供のときから、パープルの物をみると幸せになれるの。
(6)好きな言葉 Mucha-cha! ドミニカ共和国のスラングで強調のときに使うの。
(7)好きな俳優 何人かいるけど、ニコール・キッドマンが好きね。すごくクラシックで、「女優」と聞いて思い浮かぶのは彼女ね。
──影響をうけたアーティストは?
キャット:たくさんいるけど、やっぱりセリーナね。
──今気に入っているアルバムは?あと、いつも聞いているアルバムってある?
キャット:『9Lives』! 自分でレコード・ショップに行って自分で10枚買うくらい。お店の人に「それ、あなたじゃない!?」って言われたりして。縁起をかついでもいるんだけどね。家でじっくり聴いて楽しんでいるわ。
──好きな曲は?
キャット:ホィットニー・ヒューストンの「I'll Always Love You」とマライア・キャリーも大好き。あと、いろいろな人がカヴァーしているマイケル・ジャクソンの「I'll Be There」も好きね。
──着メロは携帯を持っていないから分からないですよね?
キャット:もし、携帯を持っていたら「アニマル」か「ラン・ザ・ショウ」になるかな。「ラン・ザ・ショウ」は朝、仕度する時に自分で聴いて、自分をあげるのよ。
──ツアーを含め、今後の予定を教えてください。
キャット:「ティーンUSA」とオープンでパフォーマンスするの。あと、オマリオンの曲のビデオ撮りがあるの。ティンバランドがプロデュースし“Cut Off Time”で11月に公開される「Bring The Noise」のための曲なの。あと日本に行くのもすっごく楽しみにしている。北米のプロモ・ツアーも予定しているわ。
──それと10年後の目標を。
キャット:子供の頃から、音楽で活躍してきたの。小学校ではクワイヤーでソウルを学んだし、高校はニュージャージーの音楽学校を一つだけ受けることにした。普通、5つくらい受験するからママが慌てたけど、私はその学校でなければ進学したくないって思ってたの。そこでオペラを学びながら、女の子でグループを組んだけど、契約が取れなかったからソロになったの。そうしたらすぐにソニーとの契約が決まったの。ここまでが今までの話で、10年後はこのまま成功しているはず。自分のカテゴリーで最強のシンガーになって、ポップでもオペラでも歌えるインターナショナルな存在になりたい。それで、私みたいに苦労して育った人達を助けたい。何にせよ、大物になっていると思う。
──日本のファンへのコメント
キャット:ニホンノミナサン、キャット・デルーナからのメッセージは、絶対夢をあきらめないでってこと。本気で夢を追いかけたら、それは必ず叶うから。私は7年間がんばってここまで来たわ。これから先も大丈夫だと思うし、みんなも本気でがんばったら絶対結果が出せるはず。だから、夢を見続けて必ず実現させてね。それから、もう少しで行くから待ってて!