“AQUOS iPodスピーカー” への布石(になってほしい)「DK-A10CD」

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iPod用スピーカーが好調…かどうかは知らないが、私の周りでiPodを持っている人は数多くいるものの、iPod用スピーカーを持っている人はあまりいない。なぜか?

ひとつにはユーザーの中に “iPodは持ち歩いてヘッドフォンで聴くもの” という認識があるからかもしれない。家に帰ればiPodではなく、コンポやラジカセ、もしくはパソコン+iTunesで音楽を流せばよい。

iPod用スピーカーが、iPodがなければ意味のない製品であるのも大きなポイントだろう。たとえば液晶パネルが搭載されていて、ワンセグが見られるiPod用スピーカーとかあれば、話は変わってくる。できれば液晶パネルは国内工場で作っていて、高画質で自然な発色のものがいい…。そう、液晶テレビ“AQUOS”のような。

さて、そんなシャープから、iPod用オーディオシステム「DK-A10CD」が登場した。最初の話の振り方から考えて、“まさかAQUOS iPodスピーカーか?”と期待した読者も多いことだろう。残念ながらそうではない。本製品にはパネルも搭載されているが、これはもちろん亀山工場製でなければ、「AQUOS」でもないはず。

本製品の特徴は、独立したスピーカーボックスを採用して、メインスピーカーとサブウーファーを分離していること。これにより、高域と低域が相互に干渉しあうことなく、広がりと切れのあるサウンドを実現しているという。ちなみにメインのスピーカー出力は2W+2W、サブウーファーは5W+5W。

また、本製品にはスロットインタイプのCDドライブやFM/AMチューナーを用意し、iPodだけでなくCDやラジオも楽しめる。スヌーズ機能つきのクロックタイマーもついているので、目覚まし時計にもなる。エフェクト機能として、音に、メリハリと拡がりを与える「E-SOUND」機能も備えている。




ほら、あとはワンセグチューナーだけ! 「AQUOSケータイ」の次はぜひとも「AQUOS iPodスピーカー」。シャープな目の付け所で、どうかひとつ!

価格は約4万円。CDドライブを省いた「DK-A1」は約3万円となっている。


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