ビートルズの名盤を徹底検証した書籍が登場

ポスト
1967年6月1日に発売されたビートルズの代表的アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の発表40周年を記念して、このアルバムを徹底検証した書籍『サージェント・ペパーの時代~THE LEGACY OF SGT.PEPPER’S~』が1日、プロデュース・センター出版局より発売された。

この書籍では、これまで“ロック・ミュージックの金字塔”“万華鏡サウンド”など抽象的に表現されていた同アルバムを、様々な新事実とともに歴史的な意味を再定義している。ロックの誕生、フラワー・ムーブメント(*1)、ヒッピー(*2)、ベトナム戦争といった当時の熱い時代背景は、彼らの音楽や人生観にどのような影響を与えたのか? そして、そんな時代背景のもと完成したこのアルバムには、メンバーのどんな思いが詰まっているのか。

当時の若者のリーディング・パートを担っていたともいえる同アルバムに、あらゆる角度から迫っているこの書籍には、楽曲解説やアルバム・データはもちろんのこと、当時の時代背景やアルバム制作時の各メンバーおよび関係者の観点なども掲載されている。さらに、5人目のビートルズと呼ばれる音楽プロデューサー、サー・ジョージ・マーティンの独占インタヴューも掲載! 今だから語れる当時の思いや、知られざるメンバーの素顔など、見逃せない内容満載の1冊だ。

ビートルズをリアルタイムで知らない若い世代も、興味深い内容であることは間違いないこの書籍、ビートルズファンはもちろん、ロックファンも要チェックだ。

(*1)フラワー・ムーブメント:アメリカ・サンフランシスコを中心に、ヒッピーと呼ばれる若者たちがベトナム戦争反対やマリファナ解禁などを訴える運動を起こした、一連のムーブメントの総称。
(*2)ヒッピー:規制の価値観を拒否し、あらゆる意味において放浪を続ける人の総称。
この記事をポスト

この記事の関連情報