キッド・ロック、ブラピ一家の睡眠を妨害

映画祭でカンヌに滞在していたブラッド・ピット＆アンジェリーナ・ジョリー＋４人の子供たちが、“パーティー・アニマル”キッド・ロックに安眠を妨害されたという。ブラピ一家は、１晩2,500ポンド（約60万円）もする高級ホテルに滞在していたそうだが、キッド・ロックは彼らの苦情などお構いなく、朝まで建物が揺れそうなほどの大きな音を出しパーティーを楽しんだそうだ。

ホテルの関係者は『Daily Mirror』紙にこう話している。「キッド・ロックはホテル内のコンプレックスでDJパーティーを開いたんだ。サザン・コンフォート（リキュール）を何本も空けた彼は、エアロスミスの“Walk This Way”みたいなお気に入りの騒々しいミュージックをかけ続けた。ボリュームを最大限にしてたから、ベースの音は建物全体を揺らすほどうるさかったよ」

同紙によると、この騒音にまず２歳の養女ザハラちゃんが目を覚ましたという。あまりの音と振動にビックリ、興奮したのだろう。叫び始めたそうだ。それに続き、ほかの３人の子供たちも目を覚ましてしまったという。深夜、一斉に４人の子供たちが泣き出し、ブラピとアンジェリーナは途方に暮れたに違いない。関係者によると、ブラピはレセプションに電話を入れ、いますぐ音楽を止めるよう要請したという。

しかし、キッド・ロックはホテル側からの依頼を拒否。「気が済むまでDJを続ける」と断言したという。そして、キッド・ロックとブラピの間に立たされたホテルが取った苦渋の策とは……。

「アンジェリーナが再度、レセプションに苦情を申し入れた後、スタッフが彼らの部屋へ向かったんだ。２人は、謝罪の言葉とパーティー終了の知らせを予期してた。ところが、ホテルのスタッフはお盆に耳栓をのせて現れたんだよ！」パーティーは結局、朝の６時まで続いたという。

キッド・ロックのカンヌでのニュースはこれだけにあらず。ジェームス・ブラントや新しいガール・フレンドと一緒にレストランで食事を楽しんでいた彼は、前妻パメラ・アンダーソンが姿を見せたことに大慌て。「行くぞ、早く」とガールフレンドを追いたて猛ダッシュでレストランを飛び出して行ったそうだ。キッド・ロックは相当焦っていたらしい。『NY Daily News』紙によると、新しい友人ジェームス・ブラントのことはすっかり失念し、置き去りにしていったという。

Ako Suzuki, London