森大輔、グランド・ピアノは改札を通るのか?

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かれこれ2年半程前、去る2004年11月に、初の名門アトランティック・レーベルからリリースする初の日本人アーティストとして大きな話題を呼んだ、森大輔。現時点においても、アトランティック・レーベル所属で唯一の日本人アーティストであることに変わりない。

そんな彼がリリースした新作は、5/23発売の、自身初となるバラード曲「ただ ただ」。このPVがすごい。ロケは地下鉄のホームが使われているのだが、なぜか、そこにグランドピアノが置かれているのだ。

どうやら、このPV撮影、やはりかなり大掛かりな撮影だったようだ。曲に感銘を受けたPV監督のアイディアから、地下鉄を借り切って撮影をおこなうことに決定、当然グランド・ピアノを地下鉄に持ち込んでの撮影というのは、過去に例のない大掛かりなもので、エキストラも、この撮影のためだけに数十人が召集されたという。

このPVを撮影した中井泰太郎監督は、「この曲を聴いたとき、それぞれの愛の「ストーリー」が浮かびました。そこで、それぞれの人の愛の「ストーリー」をこの音楽に乗せると曲の「本質」が見えてくるな、と。そこで、さまざまな人々が日々行き交う駅、しかも無機質な地下鉄で、交錯する人間模様を多数表現し、この曲にある普遍的な愛のテーマを表現したかったんです」と語っている。

また、この曲の撮影に望んだ森大輔自身も「まさに曲のイメージにぴったりなシチュエーションでした」と絶賛。「半信半疑でしたが、ピアノがそこに存在しているの状況を見て違和感どころか、むしろマッチした空間に酔いしれました」と語り、「いつか地下鉄でライヴを行なうのも面白いのでは?(笑)」ともコメント。

しかし、このピアノ、やはり、改札を通ったんですよね? エスカレーターも乗ったのでしょうか…、考えると、どれだけ大掛かりだったのか、なんとなく想像できますね。


■「ただ ただ」PV試聴
http://www.moridaisuke.com/(森大輔公式ホームページ)
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