氷室京介の全国ツアー<IN THE MOOD>中盤戦、神奈川県民ホールレポート

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<KYOSUKE HIMURO TOUR 2007 “IN THE MOOD”>
2007年4月24日@神奈川県民ホール

2007年2月24日からスタートした27ヵ所47公演となる全国ライヴ・ツアー<IN THE MOOD>。中盤戦ともいえる神奈川県民ホールでの公演。最新アルバム作品『IN THE MOOD』で予感させたエモーショナルな質感を取り入れた最新型のヒムロック・サウンド。開演前のSEでも、今年のロックシーンを代表するブライテスト・ホープ、Klaxonsが鳴り響き期待感を煽っていた。

オープニングは「In The Nude ~Even not in the mood~」。続けて「Sweet Revolution」、「WILD ROMANCE」など、最新アルバムからのナンバーを畳み掛けるように解き放つ。アーティストとオーディエンスの信頼感を感じられる熱い掛け合いから、充実度の高いツアーであることが瞬時にして理解出来る大盛況っぷり。

中盤では、ファン歓喜の大名曲「LOVER'S DAY」、「CALLING」などを軽やかに歌い上げる。今回のツアーでは、あくまでもメイン・ディッシュは最新作であることが今のヒムロックの最良の状態をあらわしている。初期の人気チューンと、オーディエンスの盛り上がりバランスが均衡しているのが興味深い。

さらに聴き所の多い今ツアー。MCにてBOφWYの人気チューン「Dreamin'」を引き合いにして、“~夢を見れない人の為に作った~”という1stソロ・アルバム『Flowers For Algernon』に収録された等身大のロック・チューン「STRANGER」を披露。さらに、アメリカ新世代ロックシーンの雄、AFIの人気ナンバー「Miss Murder」を、拡声器片手のパフォーマンスで荒々しく会場を扇情していく。そして、この日一番の盛り上がりは最新作から「Say something」。掛け合いでさらに極限まで会場が熱くヒートアップ。

客電が点灯し、場内アナウンスが退場をうながしても鳴り止まない大きなアンコール。ここで予定外のダブル・アンコールが成立。場内、フルに照明が照らされるなか「SUMMER GAME」が鳴り響く。満面の笑みの会場オーディエンス。そして、身にまとっていたパーカーを客席に放り投げ去って行くヒムロック。こうして、ツアーは続いていく。このツアーは絶対に観ておいた方がいい。そう確信を持てる素晴らしきパフォーマンスだった。

最近では、ポッドキャストにてリスナーとダイレクトなコミュニケーションを取り組んでいるヒムロック。綺麗な言葉を飾ることなく、同じ目線で、わかりやすい言葉で語りかける様子が好感を持てる。今ツアーも、ライヴ終了後3週間でiTunesストアにてライヴ映像を販売するリリース展開を実現。すでに7曲を配信中。これも、ファンと同じ目線を持ち続けられる彼ならではのこだわりなのだろう。まだ未体験のリスナーは是非、映像からツアーの模様を追体験して欲しいと願う。そして、7月まで続いて行くツアーに足を運ぶべし!!

文●ふくりゅう/happy dragon


【世界最速のライヴビデオをiTunesより順次リリース!】
■4月4日第一弾リリース
タイトル : Say something : 300円(tax in)
タイトル : NATIVE STRANGER : 300円(tax in)
タイトル : LOVE & GAME : 300円(tax in)


■4月18日第2弾リリース
タイトル : SWEET REVOLUTION : 300円(tax in)
タイトル : STRANGER : 300円(tax in)
タイトル : Claudia : 300円(tax in)
タイトル : MOON : 300円(tax in)


■5月9日第3弾リリース
タイトル : Weekend Shuffle : 300円(tax in)
タイトル : 永遠~Eternity~ : 300円(tax in)
タイトル : WILD AT NIGHT : 300円(tax in)
タイトル : DISTANCE : 300円(tax in)
タイトル :SUMMER GAME : 300円(tax in)

★ツアー情報 : Kyosuke Himuro Official Web Site http://www.himuro.com/
★iTunes Store : http://www.apple.com/jp/itunes/
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