dorlis、「Swingin' Party2~ワクワク♪Jive×Jazz×Jam~」インタビュー

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[インタヴュー] Part.1

──1~3月に先行配信していたコラボレート曲を1枚にコンパイルした、マキシ盤『Swingin'Party 2 ~ワクワク♪Jive×Jazz×Jam ~』が登場しました。コラボレートした相手がまた、心くすぐるナイスな人たちですよね。

dorlis:“dorlisコラボレーション企画”作を3ヶ月連続で配信すると決まったとき、やりたい人をバーッと列記し、その中から相手のスケジュールも調整しながら厳選していったので、この3組のラインナップが決まったときには、ものすごく興奮しましたね。

──収録した3曲それぞれの魅力をここで紹介していきたいんだけど、まずはdorlis×SOFFetによる「ワクワク♥抜けがけ大作戦」からお願いします。

dorlis:SOFFetの音楽は個人的にも大好きだったので、“いつか一緒に演りたい”」という夢が今回実現してとても嬉しかった。先に“スウィンギンな感じで演りたいんだけど”とメールをしたら、“うちらもそう思ってた”と返信が来たんですね。その後2人と会って打ち合わせをしたときも、“全体の雰囲気はスウィングに。でもリズムは今風のブレイクビーツのような打ち込みで構成しよう”“歌詞も、男性2人対女性1人と美味しい組み合わせなので、コメディタッチなミュージカルの1シーンを観ているような感じで演りたい““じゃあdorlisちゃんを奪い合いシチュエーションにしようか”と、全体の構成自体は5分くらいで決定。この歌では、一人美味しい想いをさせていただきました。

──この歌でdorlisさんは、2人の男性から恋のアプローチを受ける、モテモテな立場で登場します。

dorlis:GOOFさんyoyoさんそれぞれが書いてきたリリックが、”どうやってdorlisという女の子をデートに誘うか”というシチュエーション。そんな2人の攻め方をわかったうえで、私は2人を褒めるだけ褒めて、最後は“でもいいお友だちよね”と落としてしまう歌詞を書きました。

──この歌詞へ登場するのは、幼なじみの3人。でも、いつしか男性2人は、dorlisのことを友だちではなく恋心を抱く女性として見ていた。そこから男性2人でdorlisを奪いあうという物語が展開していきますが。dorlis自身は、幼なじみからこうやって愛を告白されたら、どうします?

dorlis:女性的に、この関係って複雑ですよね。それまで恋愛感情では自分のことを見てないと思っていたのに、急に女性を意識されると、こっちも変な意識を持ってしまう。それによって今までのいい関係までもがぎこちなくなるのは嫌なので、できることなら歌詞にも書いているよう“そういう気持ちにはならないでよ”というのが、私の本音です。

──楽曲自体はパーティ気分満載のハッピー・スウィンギンな楽曲だけに、聴いててウキウキしちゃうんですけど。その切ない結末に、男としては一抹の切なさも覚えてしまいました。

dorlis:それはSOFFetのお二人も一緒で、“実際こんな状況だったら切ないよな”と言いながら、若干切ない気持ちも胸に抱きながら歌ってましたからね。でも、お互いの“らしさ”が本当にいい感じで混じり合った楽曲だけに、それぞれのファンにも気に入ってもらえる楽曲ができたと思っています。

──続いては、dorlis×野宮真貴×中田ヤスタカ(capsule) feat.cobaによる「ラブ◎○△▲ダービー~Nakata Yasutaka Remix ~」ですね。

dorlis:pizzicate fiveの楽曲はよく聴いてて、私にとって野宮真貴さんの存在は別格的なもの。だから野宮さんが一緒に歌ってくれると決まったときは、とても恐縮至極な感じ。ただ野宮さんとは、一緒に曲を煮詰めていける時間がなかったんです。私が先に楽曲を制作して、レコーディング前日にパート分けなど歌入れに際しての打ち合わせを行い、翌日に歌を録ったんです。野宮さんが歌うことを想定しながら作ってたとはいえ、予想以上に2人の声が楽曲の持つ世界観に溶け合っていたので、そこはすごく嬉しかったですね。

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