“ほんじつ私は ふられました”と、衝撃告白した歌姫は…

資生堂のテレビCMで流れる楽曲が、話題となっているのをご存知だろうか？

その楽曲のタイトルは、「新しい私になって」。同CMの「新しい私になって」篇でオンエアされている。女性が洗顔後、化粧水を顔につけるという、至って普通の化粧品会社の広告だが、BGMに流れている楽曲が、とても印象に残るCMなのだ。

そんな話題の楽曲を歌っているのは、現在24歳のシンガー・ソングライター、熊木杏里。CMでオンエアされて以降、関係各所に問い合わせが殺到し、11月22日にニュー・シングル「新しい私になって」を急遽リリースした。

同曲が話題となった理由は、おそらく歌詞にある。“ほんじつ私は ふられました”という衝撃告白で始まる歌詞は、その後も淡々と失恋後の気持ちが綴られている。“わかっていました 無理めだと”なんていうフレーズに、思わず笑ってしまいそうになるが、曲が進むにつれ、歌詞が胸に突き刺さり、しんみりと共感してしまうのだ。

CMソングに起用されて話題となった同曲だが、そのサウンドは、派手というよりむしろ地味。朴訥とした感じの彼女の歌い方も印象的で、楽曲の雰囲気や、主人公の感情が、ビジビシと痛いくらい伝わってくる。勘違いして欲しくないのは、同曲は失恋ソングだが、決してネガティブな楽曲ではないということ。“失恋を忘れて、新しい私に生まれ変わる”という女の決意を歌った、ポジティブな楽曲なのだ。

カップリングに収録されている「風の記憶」「朝の夜ふかし」の２曲も、彼女の独特な世界観を感じさせる、心を揺らす楽曲だ。彼女の歌声をまだ聞いたことがないという人は、BARKSで公開している「新しい私になって」のPVを、さっそくチェックしてみて。話題のCMは、資生堂のオフィシャルサイトでチェックしよう。

「新しい私になって」PV映像
https://www.barks.jp/watch/?id=1000016696

◆リリース情報
ニュー・シングル「新しい私になって」
KICM-29　￥1,000（tax in）
2006年11月22日発売

熊木杏里オフィシャルサイト
http://kumakianri.com/
資生堂オフィシャルサイト
http://www.shiseido.co.jp/