UNDERWORLD and GABRIEL YARED 特集
▲COWGIRL(Live)
レオナルド・ディカプリオ主演『ザ・ビーチ』収録曲をライヴ・ヴァージョンで
▲Two Months Off
ソニーVAIOのCMでオンエアされ、国内で一躍アンダーワールドの知名度をアップさせたのはこの曲!
▲Born Slippy(Danny Boyle 2003 Version)
『トレインスポッティング』をフィーチャーしたダニー・ボイル監督ヴァージョン
▲Message Video
カール:アンソニー(・ミンゲラ監督)から連絡をもらい、会って話をしたところ、ガブリエル(・ヤレド)と映画のサントラをやる気はあるかと訊かれたんだよ。そして脚本をくれたんだ。彼のことはすぐにいい人だと思った。これまでに関わってきた仕事も、評判も申し分のない人だとわかっていたから、そういう人から話をしてもらえたのはうれしかったね。
カール:正直に言うと、ガブリエルのことも、これまでの彼の作品についても詳しく知らなかったんだ。初対面のとき、部屋に入ってきたガブリエルの姿を見てすぐによさそうな人だと思ったよ。実際に話しをしてみたところ、彼の話し方も考え方も好きになった。オープン・マインドで寛大な人だ。方々を旅してきている人で、ブラジルで暮らしていたこともあり、ブラジル音楽のリズムを勉強していていたというんだ。それを知って僕らはすっかり強く心を惹かれたよ。その上、優れたピアノ・プレイヤー/作曲家でもあり、僕らにはないスキルの持ち主だ。新しいやり方で仕事をしてもいいというオープン・マインドなガブリエルと一緒に仕事ができる機会に恵まれて、とてもうれしかった。
カール:その世界に引き込まれて、まるで自分が現実とは別の世界にいるような気持ちにさせてくれる映画が好きなんだ。構成とストーリーがしっかりしている作品はどれも好きだよ(笑)。うちには子供がいるから、子供向けの映画もよく見るんだ。子供たちがMiyazakiの(=宮崎 駿監督)大ファンだからMiyazakiは我が家ではすごくビッグな存在なんだ(笑)。彼の作品はユニークで、他に類のない映画作品だよね。それとサウンドトラックも素晴らしい。
カール:テーマが必要だとは思った……それはガブリエルが得意だった。エレクトロニック・ビートのものはアンソニーが求めていたものではなかったから、典型的なアンダーワールドのアプローチの仕方でアコースティックなものをやり、またアコースティックのものにエレクトロニック・トリートメントをしたんだ。スタジオでは僕らの持っている全ての楽器を出してきた。その楽器の写真や動画を携帯電話で撮って、アルバムのブックレットに載せたんだ。エレクトロニックの楽器も使ったよ。ただエレクトロニック楽器はアコースティックな使い方をしたんだ。
カール:もちろん気に入っているよ。アルバムは音楽が映画で使われている順番には収録されていないんだ。映画のサウンドトラックではあるけれど、独立した作品にしたかったんだ。それとアルバムには、実際に映画では使われていないけれど、この映画音楽を作ることによってインスパイアされた音楽も収録されている。今のアンダーワールドがやっていることの延長と言えるだろうね。だからといって、次のアンダーワールドのアルバムがこういう作品になるとは思わない。アンダーワールドのニュー・アルバムにはビートがあるし、映画音楽のような曲もある。聴いたらアンダーワールドの音楽だとすぐにわかってもらえるようなアルバムだと思う。ここ数年の活動が影響しているサウンドになっているといいんだけどね。
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