【佐伯 明の音漬日記】BUMP『人形劇ギルド』を鑑賞する
2006.09.×
BUMP OF CHICKENの映像作品『人形劇ギルド』を鑑賞する。
BUMP OF CHICKENの“世界構築能力”の高さは、
彼らの楽曲=音楽を聴けば容易にわかることだろう。
音と詞という大別すれば2つの要素しかない楽曲において、
どちらも極度に細部にまで気が配られている。
言い換えれば、「己の世界において無駄なものは何一つない」
というテーゼに向かって、彼らは力を傾けて世界を構築するのである。
そうしてでき上がった“世界”が音楽以外の表現にも
橋を架けていくポテンシャルを持っていることは、ゲーム
“TALES OF THE ABYSS”で証明済み。
本作は一見、BUMP OF CHICKENの楽曲世界の別表現と
とらえられるかもしれないが、
実はまったく“別”ではないと僕は思っている。
(追記)
今回の『人形劇ギルド』に関して、BARKSを含めて
2回取材をすることができた。原案からシナリオまで
藤原基央が手掛けたことから、勢い他の3人は影が薄くなると思いきや、
そんなことはまったくなく、むしろ藤原の着想の背景を支えているのは、
直井、増川、升の3人であることが、音楽を発表する時よりも強く感じられた。
BUMP OF CHICKENというバンドの奥底を見た気がして、驚いたと同時にうれしかった。
BUMP OF CHICKEN 『人形劇ギルド』インタヴューはこちら
https://www.barks.jp/feature/?id=1000026865
BUMP OF CHICKENの映像作品『人形劇ギルド』を鑑賞する。
BUMP OF CHICKENの“世界構築能力”の高さは、
彼らの楽曲=音楽を聴けば容易にわかることだろう。
音と詞という大別すれば2つの要素しかない楽曲において、
どちらも極度に細部にまで気が配られている。
言い換えれば、「己の世界において無駄なものは何一つない」
というテーゼに向かって、彼らは力を傾けて世界を構築するのである。
そうしてでき上がった“世界”が音楽以外の表現にも
橋を架けていくポテンシャルを持っていることは、ゲーム
“TALES OF THE ABYSS”で証明済み。
本作は一見、BUMP OF CHICKENの楽曲世界の別表現と
とらえられるかもしれないが、
実はまったく“別”ではないと僕は思っている。
(追記)
今回の『人形劇ギルド』に関して、BARKSを含めて
2回取材をすることができた。原案からシナリオまで
藤原基央が手掛けたことから、勢い他の3人は影が薄くなると思いきや、
そんなことはまったくなく、むしろ藤原の着想の背景を支えているのは、
直井、増川、升の3人であることが、音楽を発表する時よりも強く感じられた。
BUMP OF CHICKENというバンドの奥底を見た気がして、驚いたと同時にうれしかった。
BUMP OF CHICKEN 『人形劇ギルド』インタヴューはこちら
https://www.barks.jp/feature/?id=1000026865
BUMP OF CHICKENのニューDVD 『人形劇ギルド』 2006年9月20日発売 |
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