<FRF'06>マッドネス、ムカデダンスのあの曲を……。
フェスの醍醐味のひとつとして“レジェンドの復活”というものがある。過去にも様々なアーティストの復活を日本のフェスは演出して来たが、今回白羽の矢が立ったのはマッドネス。1980年代初頭、スペシャルズと共に2トーン/スカ・リヴァイバル・ブームを牽引したバンド。また、ブリット・ポップ世代にとっては、ブラーやパルプに先んじた、英国民の生活感情を巧みなジョークで皮肉るパイオニア。いや、それ以上に、ある世代の日本人にとっては……。そんなあらゆる思いを秘めて、今回のライヴに臨んだ。
バンド登場前から、コッテコテのブリティッシュ・アクセントの司会者がジョークで会場を和ませ、その勢いに乗ってマッドネスの面々が登場。日本でのライヴは実に23年振り! サッグスとチャスの、黄金の2人のフロントマンの、まあ太ったこと、太ったこと! せっかくのモッズ・スーツもボタンが弾けそうなくらいにパンパンだ。まあ、元が2枚目キャラじゃないからいいか……。
ライヴ前半は、彼ら本来の“これぞ本家・本元”のオリジナル・スカをプレイ。正直、演奏にキレがあるとは言い難かったが、御年70歳の伝説のスカ・トロンボーン奏者リコ・ロドリゲスを迎えるなど、この日に臨む意気込みは充分伝わる。そして彼らお得意のユーモアたっぷりのMCも、言葉の壁を超えてオーディエンスを和やかな笑いで包んだ。そして後半は「It Must Be Love」「House Of Fun」そして「Our House」とヒット曲を連打でいったん終了。この時点でまだアレが出ない。そして1度目のアンコールでも、まだ出ない。
“なんだ。終わりかよ~”と半ば落胆したその時、司会者の半ば強引な煽りで2度目のアンコール。そして遂に登場した、あのムカデダンス! そして「シティ・イン・シティ」! 1982年に、日本のCMになぜか出演した彼らが放った、日本でもっとも愛されたあの曲。若いスカ・ファンのリスナーは正直キョトンとしていたが、大人のリスナーたちは大盛り上がりだった。
取材・文●沢田太陽
7/28 WHITE STAGE
ONE STEP
GIRL I WANT TO KNOW
MY GIRL
HANGING ON
EMBARRASMENT
SUN AND RAIN
PRINCE
SHUT UP
IRON SHIRT
HOUSE OF FUN
GREY DAY
BED & BREAKFAST
BAGGY TROUSERS
OUR HOUSE
IT MUST BE LOVE
---
MADNESS
NIGHT BOAT
---
SWAN LAKE
CITY
FUJI ROCK FESTIVAL '06特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025344
バンド登場前から、コッテコテのブリティッシュ・アクセントの司会者がジョークで会場を和ませ、その勢いに乗ってマッドネスの面々が登場。日本でのライヴは実に23年振り! サッグスとチャスの、黄金の2人のフロントマンの、まあ太ったこと、太ったこと! せっかくのモッズ・スーツもボタンが弾けそうなくらいにパンパンだ。まあ、元が2枚目キャラじゃないからいいか……。
ライヴ前半は、彼ら本来の“これぞ本家・本元”のオリジナル・スカをプレイ。正直、演奏にキレがあるとは言い難かったが、御年70歳の伝説のスカ・トロンボーン奏者リコ・ロドリゲスを迎えるなど、この日に臨む意気込みは充分伝わる。そして彼らお得意のユーモアたっぷりのMCも、言葉の壁を超えてオーディエンスを和やかな笑いで包んだ。そして後半は「It Must Be Love」「House Of Fun」そして「Our House」とヒット曲を連打でいったん終了。この時点でまだアレが出ない。そして1度目のアンコールでも、まだ出ない。
“なんだ。終わりかよ~”と半ば落胆したその時、司会者の半ば強引な煽りで2度目のアンコール。そして遂に登場した、あのムカデダンス! そして「シティ・イン・シティ」! 1982年に、日本のCMになぜか出演した彼らが放った、日本でもっとも愛されたあの曲。若いスカ・ファンのリスナーは正直キョトンとしていたが、大人のリスナーたちは大盛り上がりだった。
取材・文●沢田太陽
7/28 WHITE STAGE
ONE STEP
GIRL I WANT TO KNOW
MY GIRL
HANGING ON
EMBARRASMENT
SUN AND RAIN
PRINCE
SHUT UP
IRON SHIRT
HOUSE OF FUN
GREY DAY
BED & BREAKFAST
BAGGY TROUSERS
OUR HOUSE
IT MUST BE LOVE
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MADNESS
NIGHT BOAT
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SWAN LAKE
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