ザ・ヴァインズのメンバー、ニュー・アルバムを解説

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ザ・ヴァインズのメンバーが、新作『Vision Valley』の全収録トラック13曲について解説した。

クレイグ・ニコラス、ハミッシュ、ライアンの3人は『The Sun』紙の取材でこう話している。

1.「Anysound」
ハミッシュ「このアルバムで最初にレコーディングした曲だよ。去年の5月だった。多分5テイクぐらい録ったんじゃないかな。その年の終わりにもう一度レコーディングしようと思ったんだけど、オリジナルを超えるものは出来なかった」

2.「Nothin's Comin'」
ハミッシュ「ヘンリーっていう友達がいるんだけど、彼に“ヴェルヴェット・サウンド・スタジオでウェイン・コネリーとデモを作った”って言ったら、“もう完成したって言ってるようなもんだろ”って言われた。すごくよかったからね」

3.「Candy Daze」
クレイグ「このアルバムの中では1番、60'sのサウンドを出してる。夜の6時から朝の6時まで、ハミッシュとライアンと一緒に曲を書いてる時期だったからね。この曲をプレイするのは楽しかった」

4.「Vision Valley」
クレイグ「ストリングスを使ったバラードだ。ストリングスを使うのは初めてだったけど、出来には満足してるよ。アコースティックでのんびりしてて、平和なトラックだよ」

5.「Don't Listen To The Radio」
ハミッシュ「クレイグが初めてこの曲を歌っとき、俺が“もしラジオでかかるようになったら、皮肉だな”って言ったのを覚えてる」

6.「Gross Out」
ライアン「俺のお気に入りの1つ。クールでヘヴィでデカイ音だから。他の曲とうまくバランスが取れてると思うね。俺だったらこういうのを聴きたい」

7.「Take Me Back」
クレイグ「個人的な曲かって? そうだろうな。全部、そうだよ。でも確かに、2枚のアルバムを作った後に俺が感じてたことだよ」

8.「Going Gone」
ハミッシュ「壮大な曲だ。ストリングス、ピアノ・・・・・・。名曲」

9.「F*k Yeh」
クレイグ「ロック・ソングだ。言葉使いは、ゴメン。でも、浮かんだまんまだよ。本音っていうより、ちょっと叫びたかったって感じだ」

10.「Futuretarded」
クレイグ「超現代的、もしくは詩的なリリックの民族ソング。ビートもあれば、会話もある。(他のものとは)違うトラックだよ」

11.「Dope Train」
クレイグ「列車の話だ。10時15分、セントラル行き。リリックを読んでくれ。ツアーが終わって家にいる俺のことだよ」

12.「Atmos」
クレイグ「ソフトにレコーディングし過ぎたんじゃないかって心配してたんだ。でもこうやってアルバムに収録してみると、正しかったって実感した。手の込んだ作品だよ。プロデューサーのウェインは、このミキシングにすごく時間をかけてた。やることがいっぱいあったからね」

13.「Spaceship」
クレイグ「6分の大作。いろんな段階を通過する。メローなアコースティックで始まって、スペース・ロックで終わるんだ」

Ako Suzuki, London
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