bonobos、新作「Beautiful」のジャケ写制作の裏側に迫る!
4/19にシングル「Beautiful」をリリースするbonobos。いつも個性的なジャケットでヴィジュアル的にもファンを楽しませてくれるけれど、今回のジャケットはメンバー5人が登場のもの。どんな撮影風景だったのでしょう?
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2006年2月某日。天気は快晴。
冬であることなどすっかり忘れさせるようなうららかな陽気に包まれながら、9:00AM、カメラマン、スタイリスト、スタッフ、そしてbonobosメンバーの面々が、吉祥寺のとあるスタジオに集合した。
計100アイテムを裕に超えるであろうアイテムが床一面に広げられたスタジオ。蔡忠浩(Vo&G)、辻凡人(Dr)、コジローこと佐々木康之(G)、松井泉(Percussion)が、ぼちぼちと衣装合わせを始める中、紅一点の森本夏子(B)はおもむろにメイクを始める。
ユニークなデザインのジャンパーコート、じつに凝ったカラフルなデザインのほどこされたGパン、70年代後半の復刻版のような一見チープなサングラス、丁寧な刺繍が施されたストローハット、ベースボールキャップ、ミッキーマウスの手の形をした手袋からこじゃれた鍋掴み(?)まで。色とりどり、ありとあらゆるアイテムを、まるで子供のように次から次へと物色しながら衣装合わせを進めるメンバーたち。ほどなくして蔡が突然何かを思い立ち自宅へ衣装を取りにスタジオを飛び出すが、残りのメンバーはそのまま衣装合わせを進める。
まっさきにカラフルなGパンに目をつけたのはコジロー。何度も鏡を見ながら、「これ超欲しい」を連発。そのままシャツもすんなり決め、すぐにメイクへ移動。メイク完了後は、ほかのメンバーの衣装合わせには目もくれずひたすら読書にふけっていたのは、じつにコジローらしい。
辻は、カラフルなアロハシャツをメインに、あれよあれよと言わば『怪しげなアジア人』風に姿を変えていく。いくつも用意されたサングラスを次から次へとかけなおしながら選定。積極的に「サングラスかけたい!それて髪は七三でポマード付けたいんだけど!」とアピール。
松井は、こぎれいなストライプシャツをチョイス。そのままパンツもすんなり決め、「とてもハイソに見える」と皆々から好評を得るも、シューズだけには非常にこだわり、ナイキのビンテージシューズの色を、ホワイトかブラックかで非常に悩む。結局、「かっこいい」という理由からブラックをチョイス。その後は出発まで40分、右手に持つ櫛で、ひたすらアフロを膨らまし続けていた。
メイク時に「生まれて初めて『付け睫毛』を付けた」という森本。メイク終了後、ほとんど時間をかけずに2着ほどのシャツをチョイス。袖部分がアロハ柄にアレンジされたかわいいシャツ。辻と森本が鏡に向かって一緒に並んでいるのを見た蔡が「まるで異国の漫才師」と評したのには、一同大爆笑。
そして、いちばん肝心な蔡は、シャツ選びに非常に難航。ピンク色のトレーナーシャツで決定かと思いきや、別の衣装に目を取られる。とくに新素材でリッチにデザインされたブルーのアウターロングコートは相当気になった様子で、「これがもっと短ければいいんだけどなぁ」と鏡に向かって何度も残念がっていた姿も、どこか蔡らしい。
結局、そうこうしている間に出発時間11:00AMを迎える。スタジオにスタイリスト2名を残したまま、全員がロケバスに乗り込み出発。途中、三鷹の森ジブリ美術館を左手に見ながら、出発より約20分後、都立野川公園に到着。
ロケバスを降りた一同は、さっそく最初の撮影場所へ向かって移動。
モグラでも生息しそうにも思えるだだっ広い草原を歩きながら、キャンプ場のそばの撮影ポイントに到着。簡単に衣装直しを済ませた後、カメラマン梅川良満によりテスト撮影が開始される。少しずつ撮影へのモチベーションを高めて行くメンバー。ほどなくして、スタイリストが到着。ポーズ、目線などについてカメラマンよりおおまかな指示を受けながら、徐々に本撮影に移行。bonobosらしいゆったりとした雰囲気の中、順調に撮影は進められ、30分ほどの撮影の後、一同は次の撮影場所へ移動。
続いての撮影は、公園の中を流れる川のほとりにて。
まだほのかに朝露の残る川のほとりにビニールを敷いてしゃがみこむメンバー達。全員で固まって何カットかの撮影の後、カメラマンの指示で、『蔡&松井チーム』、『辻&コジロー&森本チーム』の二組に分かれ、撮影は橋の上から彼らを広く捉える形でも行われた。これが思いのほか良いカットとなり、早い段階で撮影完了となった。
じつにbonobosらしい良い雰囲気の中、撮影は順調すぎるほど順調に終了。きっと今回も、bonobosの魅力がたくさんつまった、愛溢れる写真となっていることだろう。今からとても楽しみだ。
■「Beautiful」の試聴はこちら
https://www.barks.jp/listen/?id=1000012890
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2006年2月某日。天気は快晴。
冬であることなどすっかり忘れさせるようなうららかな陽気に包まれながら、9:00AM、カメラマン、スタイリスト、スタッフ、そしてbonobosメンバーの面々が、吉祥寺のとあるスタジオに集合した。
計100アイテムを裕に超えるであろうアイテムが床一面に広げられたスタジオ。蔡忠浩(Vo&G)、辻凡人(Dr)、コジローこと佐々木康之(G)、松井泉(Percussion)が、ぼちぼちと衣装合わせを始める中、紅一点の森本夏子(B)はおもむろにメイクを始める。
ユニークなデザインのジャンパーコート、じつに凝ったカラフルなデザインのほどこされたGパン、70年代後半の復刻版のような一見チープなサングラス、丁寧な刺繍が施されたストローハット、ベースボールキャップ、ミッキーマウスの手の形をした手袋からこじゃれた鍋掴み(?)まで。色とりどり、ありとあらゆるアイテムを、まるで子供のように次から次へと物色しながら衣装合わせを進めるメンバーたち。ほどなくして蔡が突然何かを思い立ち自宅へ衣装を取りにスタジオを飛び出すが、残りのメンバーはそのまま衣装合わせを進める。
まっさきにカラフルなGパンに目をつけたのはコジロー。何度も鏡を見ながら、「これ超欲しい」を連発。そのままシャツもすんなり決め、すぐにメイクへ移動。メイク完了後は、ほかのメンバーの衣装合わせには目もくれずひたすら読書にふけっていたのは、じつにコジローらしい。
辻は、カラフルなアロハシャツをメインに、あれよあれよと言わば『怪しげなアジア人』風に姿を変えていく。いくつも用意されたサングラスを次から次へとかけなおしながら選定。積極的に「サングラスかけたい!それて髪は七三でポマード付けたいんだけど!」とアピール。
松井は、こぎれいなストライプシャツをチョイス。そのままパンツもすんなり決め、「とてもハイソに見える」と皆々から好評を得るも、シューズだけには非常にこだわり、ナイキのビンテージシューズの色を、ホワイトかブラックかで非常に悩む。結局、「かっこいい」という理由からブラックをチョイス。その後は出発まで40分、右手に持つ櫛で、ひたすらアフロを膨らまし続けていた。
メイク時に「生まれて初めて『付け睫毛』を付けた」という森本。メイク終了後、ほとんど時間をかけずに2着ほどのシャツをチョイス。袖部分がアロハ柄にアレンジされたかわいいシャツ。辻と森本が鏡に向かって一緒に並んでいるのを見た蔡が「まるで異国の漫才師」と評したのには、一同大爆笑。
そして、いちばん肝心な蔡は、シャツ選びに非常に難航。ピンク色のトレーナーシャツで決定かと思いきや、別の衣装に目を取られる。とくに新素材でリッチにデザインされたブルーのアウターロングコートは相当気になった様子で、「これがもっと短ければいいんだけどなぁ」と鏡に向かって何度も残念がっていた姿も、どこか蔡らしい。
結局、そうこうしている間に出発時間11:00AMを迎える。スタジオにスタイリスト2名を残したまま、全員がロケバスに乗り込み出発。途中、三鷹の森ジブリ美術館を左手に見ながら、出発より約20分後、都立野川公園に到着。
ロケバスを降りた一同は、さっそく最初の撮影場所へ向かって移動。
モグラでも生息しそうにも思えるだだっ広い草原を歩きながら、キャンプ場のそばの撮影ポイントに到着。簡単に衣装直しを済ませた後、カメラマン梅川良満によりテスト撮影が開始される。少しずつ撮影へのモチベーションを高めて行くメンバー。ほどなくして、スタイリストが到着。ポーズ、目線などについてカメラマンよりおおまかな指示を受けながら、徐々に本撮影に移行。bonobosらしいゆったりとした雰囲気の中、順調に撮影は進められ、30分ほどの撮影の後、一同は次の撮影場所へ移動。
続いての撮影は、公園の中を流れる川のほとりにて。
まだほのかに朝露の残る川のほとりにビニールを敷いてしゃがみこむメンバー達。全員で固まって何カットかの撮影の後、カメラマンの指示で、『蔡&松井チーム』、『辻&コジロー&森本チーム』の二組に分かれ、撮影は橋の上から彼らを広く捉える形でも行われた。これが思いのほか良いカットとなり、早い段階で撮影完了となった。
じつにbonobosらしい良い雰囲気の中、撮影は順調すぎるほど順調に終了。きっと今回も、bonobosの魅力がたくさんつまった、愛溢れる写真となっていることだろう。今からとても楽しみだ。
■「Beautiful」の試聴はこちら
https://www.barks.jp/listen/?id=1000012890
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