横浜を盛り上げるHIPHOPイベント<WEST祭>にOZROSAURUS登場!
“045”の旗の下にジャパニーズ・ウェッサイシーンの最も熱い志を持って集まろう、という試みである<WEST祭2005>。その横浜BLITZに多数の来場者で埋め尽くされた会場は、オープンより熱い熱気に包まれ、数々のDJ・ラッパーのパフォーマンスに会場はすでにいつ弾けてもおかしくない状況になっていた。
予定スタート時間を30分位過ぎた頃であろうか、暗転し薄い蒼の色で照らされたステージにふらっと現れたMACCHOの影に一瞬にして会場の雰囲気は一転する。「いくぞ0・4・5!!」の掛け声に呼応するかのようにDJ SN-Zが導き出したトラックは、ニュー・シングルの「The Phoenix [will rise]」。余儀なくされた1年半にわたる活動休止状態から復活の狼煙を上げたこの曲は、彼が、彼の地元横浜の市外局番を冠した“045 STYLE”の誇りを持って送り出した楽曲である。明らかに今までのミュージシャンとは“格”の違いを見せつける彼のラップ。「一度死にかけたフェニックス」「生きろ」「俺にはコレしかねぇ」と言う言葉は特に聴く者の胸に刺さり、会場の振り上げられた拳はこれに呼応するかのようにステージ上の“フェニックス”に向けてふりそそがられる。
そして会場全体がひとつのステージに釘付けにされたであろう最高潮の瞬間が訪れたのは、来春リリースのアルバムに収録される予定だと言う「Handz Up」。最小限の怪しげなトラックに合わせてMACCHOがマイクを構えた瞬間に出てきた怒涛のRAPに会場はヒートアップ。このワン・アンド・オンリーの怒涛のラップが、OZROSAURUSがOZROSAURUSである理由なんだと思う。実際自分のいた2階の関係者席でさえこの曲が始まってしばらくすると、落ち着かずに多くの人がこの曲の持つ熱さとステージ上でのカリスマの存在を近くで見ようと最前列に引き込まれる。まさに伝説の一瞬を見たような気がする。これが来春には“伝説”が“現実”となる事を確信せざるを得ない。
そんな最高潮にヒートアップされた会場に畳み込むようにOZROSAURUSが近年ライヴセットに組み込んでいる1stアルバムからの曲を多く含むヒットメドレーを披露。HIP HOP、ローライダー、横浜Homie、と幅広い分野から支持されてきたフェニックスの復活にあたる彼自身の一番の答えは、アンダーグラウンドの時代から変わらぬファンへの感謝の気持ち。そんなメドレーに揺れる会場は大合唱になる。
「ありがとうございました! このシーンをガッチリ盛り上げていきましょう!」。名曲と名高い「Hey Girl」を演り終え、自らの復活と同時にHIP HOPシーンの再興の決意を言葉に残し、MACCHOは自らの横浜ベイサイドを根城とする新レーベル「BAY BLUES RECORDZ」の盟友DS455へとステージを譲り、花道を後にした。「Still 045:まだ横浜にいるぜ!」この言葉を信じよう!
文●前田俊之
※OZROSAURUSの「The Phoenix [will rise]」インタヴューや試聴はこちら!
https://www.barks.jp/feature/?id=1000013034
予定スタート時間を30分位過ぎた頃であろうか、暗転し薄い蒼の色で照らされたステージにふらっと現れたMACCHOの影に一瞬にして会場の雰囲気は一転する。「いくぞ0・4・5!!」の掛け声に呼応するかのようにDJ SN-Zが導き出したトラックは、ニュー・シングルの「The Phoenix [will rise]」。余儀なくされた1年半にわたる活動休止状態から復活の狼煙を上げたこの曲は、彼が、彼の地元横浜の市外局番を冠した“045 STYLE”の誇りを持って送り出した楽曲である。明らかに今までのミュージシャンとは“格”の違いを見せつける彼のラップ。「一度死にかけたフェニックス」「生きろ」「俺にはコレしかねぇ」と言う言葉は特に聴く者の胸に刺さり、会場の振り上げられた拳はこれに呼応するかのようにステージ上の“フェニックス”に向けてふりそそがられる。
そして会場全体がひとつのステージに釘付けにされたであろう最高潮の瞬間が訪れたのは、来春リリースのアルバムに収録される予定だと言う「Handz Up」。最小限の怪しげなトラックに合わせてMACCHOがマイクを構えた瞬間に出てきた怒涛のRAPに会場はヒートアップ。このワン・アンド・オンリーの怒涛のラップが、OZROSAURUSがOZROSAURUSである理由なんだと思う。実際自分のいた2階の関係者席でさえこの曲が始まってしばらくすると、落ち着かずに多くの人がこの曲の持つ熱さとステージ上でのカリスマの存在を近くで見ようと最前列に引き込まれる。まさに伝説の一瞬を見たような気がする。これが来春には“伝説”が“現実”となる事を確信せざるを得ない。
そんな最高潮にヒートアップされた会場に畳み込むようにOZROSAURUSが近年ライヴセットに組み込んでいる1stアルバムからの曲を多く含むヒットメドレーを披露。HIP HOP、ローライダー、横浜Homie、と幅広い分野から支持されてきたフェニックスの復活にあたる彼自身の一番の答えは、アンダーグラウンドの時代から変わらぬファンへの感謝の気持ち。そんなメドレーに揺れる会場は大合唱になる。
「ありがとうございました! このシーンをガッチリ盛り上げていきましょう!」。名曲と名高い「Hey Girl」を演り終え、自らの復活と同時にHIP HOPシーンの再興の決意を言葉に残し、MACCHOは自らの横浜ベイサイドを根城とする新レーベル「BAY BLUES RECORDZ」の盟友DS455へとステージを譲り、花道を後にした。「Still 045:まだ横浜にいるぜ!」この言葉を信じよう!
文●前田俊之
※OZROSAURUSの「The Phoenix [will rise]」インタヴューや試聴はこちら!
https://www.barks.jp/feature/?id=1000013034
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