BAZRA、レコ発ワンマン・ライヴ・レポート!

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月夜に優しく包まれた9月16日の下北沢の街をよそ目に、下北沢CLUB Queでは~SWITCH CARNIVAL~と銘打った“BAZRA”の激しく熱いワンマンライブが行われていた。既に9月中旬ではあるが、<この日のBAZRAを見なければ夏が終わらない>とでもいうかのように早くから熱心なファンたちが駆け付ける。



1曲目からいきなり11月23日発売のNew Album『BAZRA』に収録される新曲「JamRa#3」で幕を開ける。井上鉄平(Vo)、三浦謙太郎(B)、ザ・ミエダタクヤ(Dr)の3人が生み出すグルーヴが会場を瞬時に包み込む。力を温存することなく、最初からすべてをさらけだしていく3人。激しくも安定したドラミングでBAZRAの土台を支えるザ・ミエダタクヤ。ライブ全編を通して“ウネリ”まくるベースでクールに弾きまくる三浦謙太郎。そして、時に咆哮し、時に優しく包み込むヴォーカル井上鉄平。MCで何度となく井上鉄平が『気持ちイイ!!』を連呼する。それに対して歓声と振り上げた拳で応える観客。BAZRAから発せられるヴァイブレイションを観客が逃すことなく受け止め感じとっている。

ライブ中盤では、10月よりテレビ東京系にて放映されるアニメ「capeta」のエンディングテーマにも決まっている「僕ら」が初披露される。スピード感溢れるストレートなロックナンバーに観客も大盛り上がり。ライブ終盤の「花とダンス」から更に加速するかのように会場のヴォルテ-ジが上がっていく。それにしても、BAZRAのライブでビックリすることは、本当に演奏がうまいことだ。あれだけ激しく演奏しているにも関わらず、あそこまで弾きこなせるバンドはシーンのなかでも間違いなく希有な存在だ。

本編終了後アンコールで2曲演り終了するはずだったのが、本当に気持ち良かったのだろう、再びステージに現れ、予定外で新曲「カマキリ」を披露。曲をはじめる前に井上鉄平が『“わずかな本当のことを”って言ってればいいから』と言ったとおり、はじめての曲なのにサビでは観客の大合唱となった。

全23曲1時間半のステージであったが、あっという間に駆け抜けてしまった感じであった。それだけ充実していたライブの証しなのだろう。

BAZRA レコ発ワンマンライブ
~SWITCH CARNIVAL~
2005.09.16 (Fri)
at 下北沢CLUB Que

SET LIST
1 JamRa#3(New Album収録曲)
2 ジャンプ
3 わがまま放題(New Album収録曲)
4 家
5 パッション
6 孤独な音楽
7 JamRa#?→朝焼け
8 このまま
9 僕ら(New Album収録曲)
10 さよなら
11 終らない夏の夜
12 凡凡
13 ペパーミントベースパテ
14 花とダンス(New Album収録曲)
15 明日(New Album収録曲)
16 JamRa#1→雨上がり
17 運命
18 体温
19 白く塗れ
20 解放の音
EN1 ワイパー
EN2 フリーダム
EN3 カマキリ(New Album収録曲)
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