検索バーやスマートシャッフルが便利!「iTunes 5」

ポスト
アップルコンピュータは、iPod nanoの発売と共に同社のWebサイトにて、総合音楽ソフト「iTunes 5」のダウンロード提供を開始した。

4.9から5へとメジャーバージョンアップされたiTunesの強化点を見ていこう。バージョンアップの特徴はいくつかあるが、検索バーの搭載、スマートシャッフル機能、Windows用のOutlookと自動同期する機能、ペアレンタルコントロール機能などが挙げられるだろう。

今回のウリとなる検索バーは、iTunes5に登録した楽曲データやPodcastなどから瞬時に目的のものを選び出す機能だ。パソコンに1000曲、2000曲と大量に楽曲データを保存していると、聞きたい曲を探すのも面倒だ。今回登場した検索バーを利用するとジャンルやカテゴリで素早く絞り込める。検索バーは、メニューリストの[編集]→[検索バーを表示]と操作すると現れるので試してほしい。

検索バーには、「ミュージック」「オーディオブック」「Podcast」「ビデオ」「ブックレット」という対象となるジャンルと、「アーティスト」「アルバム」「作曲者」「曲」というカテゴリがあり、クリックすることで、絞り込み検索が始まり、下部に対象になった楽曲データがリスト表示される。実に簡単だ。

スマートシャッフル機能は、メニューバーの「編集」→「設定」→「再生」タブで設定できるもので、シャッフル再生を行う際に、好きなアーティストや曲を再生する頻度を調整する機能だ。シャッフル再生を楽しみたいが、好きなアルバムやアーティストの曲はできるだけ聞きたい……、こんなケースはよくある。シャッフルの頻度を微調整することができるので、自分好みのシャッフル環境を作れるのだ。

Outlook連係機能は、ちょっと特殊な機能といえる。OutlookはWindowsの個人情報管理ソフト。iTunes5では、iPodのカレンダー画面に、ユーザーがOutlookで書き込んでいる予定表などを表示できるようになった。スケジュールをOutlookで管理している人は、iPodのカレンダー機能で音楽を楽しみながら予定を確認できる。

ペアレンタルコントロール機能は、子供などに聞かせたくないコンテンツをブロックする機能。むやみやたらに楽曲を購入しないようにiTunes Music Storeのをブロックしたり、露骨な表現をしている楽曲データをブロックできる。ここでの設定した項目にはパスワードがかけられ、そのパソコンの管理者権限を持ったユーザーで無ければ解除できないようになっている。

このように、iTunes5は地味な変更点ながら確実に使いやすさを増している。

問い合わせ先:アップルコンピュータ
http://www.apple.com/jp/
この記事をポスト

この記事の関連情報