アシャンティ、元プロデューサーによる訴訟で敗訴

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アシャンティのデビューに貢献し、アルバム『Ashanti』で2曲プロデュースしたにも関わらず、印税が支払われていないとして、プロデューサーのジェナード・パーカー氏がアシャンティを訴えていた裁判でアシャンティ側が敗訴したと、New York Daily Newsが報じている。

プロデューサーのジェナード・パーカー氏はデビュー前とプロデュースに関する契約を結び、アシャンティを8ヶ月に亘ってトレーニングするなどしたという。しかし、アシャンティのマーダー・インクからのデビューが決定した際に、ジェナード・パーカー氏はアシャンティとアシャンティのマネージャーである母親のティナ・ダグラス氏からアシャンティとの契約を破棄するように要求され、その契約破棄の条件としてデビュー・アルバムでの2曲分のプロデュースと数百ドル(数億円)単位の印税を約束されたが、印税は一切支払われていないとして、損害賠償金220万ドル(約2億4,500万円)を求めていた。

7月21日にマンハッタンの連邦裁判所にて行なわれた裁判で、裁判所側は原告であるジェナード・パーカー氏の訴えを認め、アシャンティに対して63万ドル(約7,000万円)を支払うよう命じる判決を下した。要求していた220万ドル(約2億4,500万円)には届かないものの、原告側の弁護士は「大きな勝利」と判決結果を評価。一方でアシャンティ側の弁護士は「我々には支払う義務は無い」と判決結果に不服であることを明言している。

また、裁判の中でジェナード・パーカー氏がアシャンティに対して「多くの知識と指針を与えた」と自らの貢献度の高さを述べていた事に対し、アシャンティ側はジェナード・パーカー氏があくまでも「デモを作る程度のアマチュア・プロデューサー」であり「(氏との契約を続けても)レコード契約には結びつかないためにクビにした」と反論している。

K.Omae, LA
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