ロジャー・ウォータース、覚悟の上、オペラを執筆

ポスト
<ライヴ8>でピンク・フロイドの再結成パフォーマンスを行なったロジャー・ウォータースが、ミュージカルを書き下ろした。『Ca Ira』と名づけられたこの作品は、クラシック歌手をフィーチャーした「フランス革命を題材にした歴史オペラ」だという。

BBCオンラインによると、同作品は9月にCDとしてリリース、その後ローマで上演される予定。'89年に作品の制作を開始したロジャースは、こう話している。「ソング・ライターのエチエンヌ・ローダ・ジルが、僕の昔の曲を使えないかって聞いてきたんだ。台本を見て、すぐに恋に落ちたよ。6週間で2時間のデモを制作した」プロジェクトは、ローダ・ジルの妻が亡くなったことで一時保留されたが、最近になりようやく日の目を見ることになったという。

ロジャースは、クラシック界からの反応が怖いという。「ギロチンの台に頭を乗せているような気がする。怖いね。メロディックでものすごく感傷的なんだ。だからモダン・オペラの愛好者から何か意地の悪いことを言われるかもしれない。それはそれで仕方ないな。批判されるのは覚悟してる。“あいつ、何様だと思ってるんだ”って言われるだろうよ」

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報