──というか、誰もやってないですよね。
Lina:私も聴いたことなかったです(笑)。沖縄のサウンドが入ってるし、私たちもみんな沖縄出身だから、歌詞も自分達で書こうってことになったんですよ。みんなバラバラに書いて、それを一つにまとめたんですけど、考えてることってけっこう同じだったりして。
──優しさ、愛しさ、南風、海……。
Reina:そうですね。ライヴで歌っていても、すごくおだやかな気持ちになれるんですよ。レコーディングは正直、大変でしたけど(笑)。
──コンセプトが斬新ですからねえ。
Reina:ニュアンスがうまく出せなくて、スタジオのなかで歌詞を直したり。いろいろと試行錯誤しましたけど、ちゃんと“伝わる”曲になったと思います。
Nana:間奏に指笛が入ってるんですけど、それはReinaが吹いてるんです。指笛がすごく上手いんですよ、Reina。
Reina:最初はうまくノリがつかめなかったんですけど、Nanaさんに沖縄の踊りを踊ってもらったら、うまくいきました(笑)。
Nana:スタジオで琉球舞踏を踊ったのも初めてですね(笑)。
──(笑)。今回のシングルには「TORA TORA TORA」の2005年ヴァージョンも収録されてますね。
Lina:やっぱり、一番思い出に残ってる曲かもしれないですね。この曲でMAXを知ってくれた人も多いと思うし。
Aki:最近、15~16歳くらいの子のあいだで、ユーロ・パーティが少しずつ流行ってきてるらしいんですよ。「TORA TORA TORA」で踊ってくれてるって話も聞きますね。
Reina:今回のヴァージョンはさらにパワーアップしてます!
──MAXの過去と未来をつなぐシングルって感じですね。このシングルをきっかけにして、また前に進んでいけるっていうか……。
Nana:周りを見渡すと、20年、30年やってる方々もたくさんいらっしゃるじゃないですか。そういう意味では“10年なんて、まだまだこれからだな”って思うんですよね。今までの経験を活かしつつ、それぞれのメンバーがやりたいことをやりながら、MAXとしてもがんばっていけたらいいなって。
Lina:ひとりひとりがパワーアップすることで、結果的にMAXが大きくなっていけばいい。最近ようやく、そういうふうに考えられるようになりました。やりたいことは、まだまだいっぱいあるので、応援してください!
取材・文●森 朋之
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「ニライカナイ」 avex trax AVCD-16070 ¥1,200(tax in) 1. ニライカナイ 2. Someday 3. TORA TORA TORA 2005 4. ニライカナイ(Instrumental) 5. Someday(Instrumental) 6. TORA TORA TORA 2005(Instrumental)
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