50セント、ビデオ制作会社を契約違反で訴える

ポスト
自らのインタビュー映像が本来の目的とは異なる作品へ転用され、更に約束されていた寄付が行なわれなかったとして、50セントがビデオ制作会社Czar Entertaimentを含む3社を訴えたと、AP通信などが報じている。

訴えによると、50セントはCzar Entertaimentの要請によって、'80年代に実在した彼と同名の伝説ストリート・ギャング<50セント>ことケルヴィン・マーティンについてのインタビューを受けた。このインタビュー映像は『Infamous Times』というビデオ・シリーズに使用されることになっており、またインタビューを無償で引き受ける代わりにケルヴィン・マーティンの家族、あるいは50セントが主宰する非営利団体G-Unity Foundationへの寄付を約束していたという。しかし、実際にはこのインタビュー映像は『The Original 50 Cent: The True Story of the Legend Who Inspired the Biggest Name in Rap』という別のDVD作品で使用された上に、約束の寄付も全く支払われていないと50セント側は主張している。

50セントはCzar Entertaimentと更にDVDの販売を行なったVision Plant Pictures、Premo Picturesに対して損害賠償などを求めているが、Czar Entertaiment側はこの訴えに対して「この訴訟には価値は無い」と真っ向から否定し、更に「我々は(ケルヴィン・マーティンの)家族と直接やり取りをして、寄付の準備をしている」との声明を発表している。

K.Omae, LA
この記事をポスト

この記事の関連情報