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【インタヴュー前半】
――すごくいろんなタイプの曲が入ったアルバムになりましたね。1曲目からいきなり変化球で、“あれ? これホントにw-inds.のアルバム!?”って、思わずCDを確認したくなっちゃいました(笑)。
龍一:ははは。まぁ今までw-inds.はJ-POPと言いますか、ポップ・サウンドが全面に出た 曲が多かったと思うんですけど、今回はほんとにいろんなジャンルの曲に挑戦して。でも個人的には元々ロックとかも好きなんで、ロックっぽい曲から変わった雰囲気の曲まで、いろいろ挑戦できたのはすごい楽しかったですね。
――ご自分達なりに、この曲はこう表現しよう、みたいなのはあったんですか?
龍一:例えば勢いがある曲だったら、いかにその勢いをより広げられるか、パワーアップさせるかってことを考えたり。ミクスチャー系の曲だったら、ちょっとカッコよくキメてみようって感じで。見てろよ!みたいな(笑)。
――そういうアグレッシヴな姿勢で臨んだ、と(笑)。
涼平:僕は表現方法というか、今までにも増して、今回は魂を込めたって感じですかね。
慶太:僕はとにかく楽しく。昔は“CDになるんだから、いいものを作らなきゃ、いいものを作らなきゃ”っていう意識がすごく強かったんですよ。でも、いい意味でそういう緊張感も抜けてきて。そのぶん、気持ち良く歌えるようになったというか。
龍一:うん。昔はほんと、ガムシャラにやってて。そのガムシャラ感が俺らの表現方法だ!的なとこもあったんですよ。でも今はもっとリラックスして、自分達が楽しみながら納得できるものを、カッコイイものを、っていうスタンスに変わってきたところはありますね。
――じゃあレコーディングもリラックスして?
慶太:そうですね。冗談を言ったりしながら、楽しい感じで。
――時には「ここはこうした方がいいよ」とか、お互いアドバイスし合ったりすることもあるんですか?
龍一:いやぁ、それはあんまりないかなぁ。
涼平:でも、ちょっと聞いてみたい気はするけどね。
慶太:だったら俺がしてあげるよ、アドバイスくらい。
龍一:や、俺はいらないから(笑)。
慶太:(ふんぞり返って→)「いや~、キミのね、ああいうとこがダメなのよ」
龍一:「ハッ、そうか! 気づかなかったです、タメになりました!」
慶太:ほらね、タメになってんじゃん、アドバイスいらないとか言ってても(笑)。
――ていうか、そのアドバイス、全然具体的じゃなくて、あんまりタメになりそうもないんスけど…(笑)。ところで、これまでのアルバムは『w-inds.~1st message~』とか『w-inds.~THE SYSTEM OF ALIVE』のように、タイトルの最初に必ずユニット名が入ってましたよね。でも今作のタイトルは『ageha』で。これは、昨年ベスト盤を出したことで一区切りついて、ここから新たな第一歩だっていうような意味合いも込められてるのかなと。
慶太:そうですね。で僕ら自身、やっぱり少しずつ変わっていきたいっていうのもあって。だから今回は、ジャケットも今までとは違うし、タイトルも『ageha』にしたっていう。
――実際、どんなふうに変わっていきたいと思ってますか?
慶太:まぁとりあえず、w-inds.はいろんなジャンルの曲ができるんだっていうのを、みんなに知ってもらいたいなって。
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