常夏のエンターテインメント。FIRE BALLライヴレポ

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4月27日の渋谷AXは異様な熱気に包まれていた。それもそのはず、この日はFIRE BALLの全国ツアー「FIRE BALL&JUNGLE ROOTS PRESENTS FIRE CAMP TOUR 2005~MUSICAL EXPRESS 999~」の初日なのだ。フロアはもちろん満員御礼、すし詰め状態。暑い暑い夏と、そして熱い熱い彼らのライヴを待ちわびていたであろうファンたちが、その手にタオルを握り締め、この渋谷AXに集ってきたというワケだ。

今回のツアーは6月8日にリリースされる待望のニュー・アルバム『999 Musical Express』に先がけて行なわれたもの。このニュー・アルバムは、タイトルからもわかる通りエンターテインメント性に富んだ仕上がり。当然ライヴも「目で観て楽しい、耳で聴いて楽しい、踊って楽しい」内容。6人編成の生バンドJungle Rootsを率いて行なわれる今回のツアーは、曲順や構成、演出などは、凝りに凝っており、たとえFire Ballの音楽をはじめて聴く人間でも充分に楽しめるであろうステージであった。オープニングでは、誰もが知ってる名作アニメを思わせる映像でオーディエンスを沸かせ、ニュー・アルバムからの楽曲を中心に、Fire Ballの誇る新旧の名曲を披露した。ショウの中盤では盟友マイティ・クラウンのG-MCが飛び入り参加! 世界ランキング第一位のサウンドクラッシュで、会場はダンスホールと化した。そして、その勢いを逃がすことなく、後半からはFire Ballの十八番ともいえるアッパーなダンスホール・チューンを連発! それに応えるかのように、オーディエンスもほとんど一曲ごとにタオルをブン回す。会場のテンションは最高潮に達し、フロアは完全に常夏のリゾート・アイランドと化していた。そんなFire Ballの魅力が凝縮したかのようなパフォーマンスであった。

今回のライヴではジャジーな新曲なども披露し、これまでの彼らのステージとは一味違う一面を垣間見せるなど、いろんな意味で興味深いステージだった。これから夏にかけて、ライヴやフェスティバルなど、Fire Ballの季節がやってくる。彼らの底抜けに楽しいライヴを体感して、とにかくタオルをブン回す。それが正しい夏の過ごし方だろう。

BARKSではアルバムのリリースに先がけてカットされたシングル「キットヒット~踊るカルマン~」のプロモーション・ビデオを試聴中! ライヴに行って踊り狂ったあなたも、アルバムが待ちきれないあなたも、とにかくチェックしよう。

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