注目の新人 龍、記念すべきレコ発ライヴ・レポ

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2/14といえば、ヴァレンタイン・デイ。男子と女子がチョコレートをめぐって甘い甘いかけ引きを繰りひろげるこの日、下北沢のGARAGEというライヴ・ハウスでは、まっすぐな熱い男のエネルギッシュなステージが繰りひろげられていた。

そう、その男の名前は龍。先日もニュースでお伝えした、注目のシンガー・ソングライターだ。2/14ヴァレンタイン・デイにデビュー・アルバム『MASTERMIND』をリリースした彼が、同アルバムのリリースを記念してライヴを行なったのだ。会場は息もできないほどの超満員。辺りを見回すと、男性客が目につく。比率としては、全体の60%程度。通常、男性ヴォーカリストのライヴというと、女性メインでカップルがちらほら、という感じなので、これも龍というアーティストの一本気なキャラクターを象徴しているようで面白い。熱い男は、同じく熱い男たちを呼ぶのかもしれない。

アルバムのオープニング・チューンである「Like a Movie Star」で幕を開けると、会場のテンションは急上昇。リリース当日であるにも関わらず、オーディエンスとのコール&レスポンスも完璧。デビュー前から数々のステージをこなしてきただけあって、堂々たるパフォーマンスを見せてくれた。続いて、「GLORY」、「情熱メロディー」、「ever」などアルバムでもおなじみの曲を熱唱。途中何度か挟まれたMCでは、“っていうか、CD買ってね”などキャラクター全開のトークで観客を沸かせていた。アルバムでも印象的なメロウ・ソング「過去のゆくえ」では、オーディエンスと一緒に大合唱。ラストの「ずっと僕のそばに」を唄い終わると、当然のようにアンコールの手拍子が始まった。一旦、ステージを降りた彼が嬉しそうに戻ってきて一言「やめろって言われてもやります!」。アルバムには未収録の「希望の光」を熱唱して、リリース・ライヴは幕を閉じた。

唄うことが楽しくて仕方がない、龍というアーティストからは、そんなポジティヴなバイヴが全身から発っせられているように感じる。まだまだ走り出したばかりの彼。きっとこれからも、今日のステージのように全力で走りつづけることだろう。未知数の可能性を秘めた龍というヴォーカリストには、今後も注目していきたい。


▼龍の1stアルバム『MASTERMIND』の試聴はこちらから▼
https://www.barks.jp/cdreview/?id=1000003330
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