ジョン・レノン、2回のレッスンでギターをあきらめた?

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若き日のジョン・レノンは、2回のレッスンを受けただけでギタリストになるのをあきらめるところだったという。レッスンがどんなものだったのかは不明だが、ティーンエイジャーのレノンには「ギターが弾けるようになるには、一生かかる」と思えたらしい。

これは、ビートルズの前身バンド、ザ・クオリーメンのドラマー、コリン・ハントンが明かしたもの。ザ・クオリーメンは、'57年にレノンがクオリー・バンク・スクールの学友と結成したバンド。その後、ポール・マッカートニーやジョージ・ハリソンが加入した。

ハントンは、BBCワールド・サービスの番組『The Music Biz』でこう話している。「ジョンは一度、正式にギターを習うべきだって思ったんだ。それで音楽教師のとこへ行ってレッスンを受けることにした。でも2回行っただけで、ギターをちゃんと弾けるようになるには一生かかるって判断したんだよ」

一度はギタリストになることをあきらめたレノンだが、スキッフル・ミュージシャン、ロニー・ドネガンの登場により、再度ギターに挑戦するようになったという。「ロニー・ドネガンが登場して、3コードと何か叩くものさえあればいいって言い出した。あのときは、みんなが1夜にしてスキッフル・ミュージシャンになったもんだよ」

ザ・クオリーメンのバンジョー・プレイヤー、ロッド・デービスは、当時の「ジョンはバンジョーみたいにギターを弾いてた」と思い返している。そんな彼のギター・テクニックが上達したのは、ポール・マッカートニーのおかげだったという。「ポールが参加して、ギター・コードの弾き方を教えたんだ。それで、サウンドが大幅に進歩した」

いまでも活動を続けているザ・クオリーメン。日本ではすでに昨年リリースされているオフィシャル1stアルバム『Songs We Remember』が、今週(1月17日)ようやく本国英国でも発売された。

Ako Suzuki, London
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