──ヤンチャできるほど日本になじんでいたということにしましょうか。それだけ、日本にはブルーのファンがたくさんいます。今回の活動休止の発表も、メンバーそれぞれのステップ・アップのためとあって、逆に応援する声も多いし。だからこそぶっちゃけて訊きたいんですが、バンドの活動休止は、具体的にいつごろ決まったことなんでしょう?
サイモン:隠すことは何もないんだ。ブルーの活動を休むというか、いったんバンドから離れたいっていう願望は、メンバーの総意として結構前からあったものだから。タイミング的には、2ndアルバムの『ワン・ラヴ』を出したあたりだったかな。
──結構前の話ですね。各メンバーがソロ活動に専念したいというオフィシャルなコメントはすでに発表されているけれど、グループだけに、人間関係を勘ぐったりする声もあるわけで。でも、みんなはどう考えても仲がいいし……。とにかく、「なぜこの時期に?」っていう疑問がぬぐえません。
サイモン:デビュー以来、生活の99%をブルーとしての活動に捧げてきたから、ほんとにただ、休みたかっただけなんだ。レコード会社が許してくれるのであれば、『ワン・ラヴ』のリリース後に休ませてもらおうって。このまま忙しい状況が続いていったとしたら、それこそ解散も仕方ないんじゃないかって思ったし。それぐらい、肉体的、精神的に追い込まれた感じがあったんだ。
ダンカン:余裕がなかったよね。僕たち、これまで世界中を旅してきたけれど、だいたいが今日みたいな(空港からホテルに直行してすぐ取材)状況で。だから、真の意味でのエクスペリエンスはできないまま、ただ駆け回っていた感じ。たとえば日本だったら、着いた瞬間に「好きな日本食は?」って質問に答えなきゃいけないような。そういう生活、想像してみてよ。
──でも実際には、その後2枚のアルバムを発表したり、ワールド・ツアーを成功させたりと、バンドのキャリア的には怖いものナシな感じでしたよね。
サイモン:休みたいっていう願望を抱えながらも、お互いを嫌いになるようなことは全然なかったから、やってこれたんだと思う。僕たちは運がよかったんだと思うよ。
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