| ──テクノとの出会いは?
RKD1(兄/RHYTHM and SEQUENCE): J-POPとか聴いてたんですけど、中学の時に電気グルーヴを聴いて衝撃を受けて、それからテクノ一直線ですね。兄弟なんで、1人がCDを買ったらみんな借りて聴くので2人とも影響を受けました。
──電気グルーヴのどこに影響を受けたのですか?
RKD2(弟/VOX, MIX, FEX): その頃中学生であまり音楽を知らなくて、音楽やっている人=歌ってる人っていうイメージがあったんです。で、電気グルーヴってメジャーだし、TSUTAYAとかにも売ってるし…とか思ってたんだけど、その聴いた曲に歌が入ってなくて、それがすごく印象的だった。それでどんどん電気グルーヴやテクノを聴いていくうちに、歌がなくても全然楽しめる、おもしろい、すごいカッコイイ音楽だなって思って、それからクラブ・ミュージックを好きになりましたね。
──それから曲を作り出したりしたんですか?
RKD1: 僕が初め曲作りをやりはじめて、弟の方がDJをやりだして。
RKD2: でも本格的に始めたのは、20歳くらいでクラブに行くようになってから。そこでプレイできたらいいな~って思って。
──まずはどんな曲を作ろうとか、漠然とあったのですか?
RKD1: そうですね。初めはテクノをやりたい!と思って始めたんでテクノを作ってたんですけど、それだけじゃなくて、小さい時から自然に耳に入ってくる沖縄の音楽を取り込みたいと思って。最初はテクノに沖縄音楽をただ乗せてただけなんですけど、あとから少しづつ変わってきましたね。
──沖縄音楽を取り入れるポイントは?
RKD1: 音階ですね。“レとラ”がないんですよ。そうすると沖縄っぽくなりますね。
──あとはエイサーがお好きということですが…。
RKD2: テクノはリズムが基本なんで、エイサーは太鼓を使ってるところ、リズム主体なところが合うんじゃないんですかね。テクノに沖縄の音楽を入れるときに沖縄の音楽もたくさんあるのでいろいろ試したんですけど、エイサーのリズムが一番取り入れやすかったです。太鼓の低音が出てたりとか、その辺が合いますね。
──そして今年、卓球さんのレーベルからデビュー作『LEQUIO DISK』を出したわけですが、卓球さんとの出会いは?
RKD2: 卓球さんが沖縄に来たときにデモを渡して。それ以来、ず~っとデモを送りました。初めて会った時は結構、衝撃的でしたね。
RKD1: すごいおもしろかったんですよ。ず~っと話してる間笑いが止まらずに。
──いろいろアドバイスとかはあったのですか?
RKD2: いや、細かいのとかはなくて、感想を言ってくれたり。「新しいのどんどん作ってどんどん聴かせて」って言われたので、僕らもいっぱい作って、また聴いてもらおうっていう気になりましたね。
──そして遂に作品がリリースされたわけですが、どうでしたか?
RKD2: とりあえず満足しました。でも、リリースのときにはすでにやりたいことが次から次へと出ていましたね。
RKD1: テクノはやっぱり進化が早い音楽なので、その時点でやっぱ新しい音じゃないとおもしろくないので、そのとき一番おもしろいものを出したつもりです。
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