エレクトロニックなトラックで歌う斬新なバラード「LEGEND」特集1

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CMソング(Sony Hi-MD Walkman)としてオンエアされ、
話題になった曲「LEGEND」を含むマキシ・シングルを10/20にリリースする中島美嘉。
タイトル曲のメイン・ヴァ-ジョンは、スペイシーでエレクトロニックなトラックに
伸びやかな歌声をのせたまさに新境地とも言える斬新なバラード。
中島自身が全曲(「LEGEND」、「FAKE」、「Carrot & Whip」)の作詞を手掛けていることも注目。
初のホール・ツアーも経験し、一人のアーティストとして成長し続けている中島美嘉に今の心境を訊く。

 
──初の全国ホール・ツアーや葉加瀬太郎さんとのツアーなど、今年は本格的なツアーを初めて経験されたわけですが、その経験がもたらしたことってありますか?

中島: 自分では具体的には分からないですけど、プラスにはなってると思います。周りからは、歌を大事に歌うようになったね、と言われました。

──ライヴは通常の録音とは違って、反応もよりダイレクトに返ってきますよね。

中島: 緊張とプレッシャーが、レコーディングとは全く違いますね。ステージ袖とかで待ってる時はかなり追い詰められていて、本当にもう帰っちゃおうかなとか(笑)、"なんで歌とか歌ってたんだろう"とか思うくらいでした。

──ライヴを重ねることで慣れはないんですか?


中島: 全然、慣れないですね。

──それでいてあれだけのライヴができるということは、緊張感をいい方向に活かしてるんですね。

中島: ライヴでごく稀に、緊張しない日っていうのがあるんですよ。なんでかは分からないんですけど。でも、そういう日は自分でもあんまりしっくりこない時があるんです。緊張してないほうが、落ち着いては歌えるんだけど、緊張しているほうがいいライヴになる場合がありますね。
Sony Music Associated Records
AIBL-9095 \5,040(tax in)

※大ヒットアルバム『LOVE』を引っ下げての24都市36公演を廻ったホール・ツアー。ストリングス&ホールセクションを含め総勢23名のバック・ミュージシャンを従えたファイナルの模様が収録。
──今作「LEGEND」の斬新なトラックは幾つかの候補の中から選んだのですか?

中島: いや、最初から2つのオリジナルとメインのトラックをもらいました。

──メインのエレクトロニックなトラックの方を聴いて僕は驚いたのですが、中島さんは驚きませんでしたか?


中島: COLDFEETが作るっていうことで、いろいろ期待はしていたので。でも最初聴いたときは、変態だなぁ~って(笑)。イイ意味でですけど(笑)。

──歌詞を書く時ですが、自身の体験談を書いたりとか?

中島: 全部が自分のことじゃなくても、混ぜたりとかはするけど…、あんまり自分のことは書かないですね。でも、友達が話してたことを参考にしたりとかはあるかな。自分の思いだけで書くと、似てきちゃうんですよ。自分の中の変らない芯の部分ってあるじゃないですか。どうしてもハッピーエンドで終われなかったりとか、どうしてもハッピーエンドになったりとか。そういうこともあって、できるだけ自分のことは書かないようにしてるんです。

──中島さん自身はハッピーエンドが好きですか? それとも逆?


中島
: 私は、結果を書かないんですよ。

──それは聴き手に委ねると。


中島
: そう、好きに解釈して欲しいっていうのもあるし、続きがあるような気がしてイイじゃないですか。
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