新作タイトルの人物“チャック”がサム41を語る

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9月29日にニュー・アルバム『Chuck』を日本先行リリースした人気パンクロック・バンド、サム41。出身国カナダでは10月21日にリリースされる。アルバムの発売に先駆けて、タイトルになった国連関係者、チャック・ペルティエがバンドについて語ったとJAM! Musicなどが伝えている。

今年5月にコンゴ共和国の内戦からサム41のメンバーを救出したペルティエは、現在も現地で平和活動を続けている。彼はバンドの曲を聴きたいが、通信設備が整っておらず、本国から送られてくるのは医薬品と書籍くらいで、CDやダウンロード・ファイルは入手できないという。

しかし、電子メールだけは受け取れるらしく、大学生の甥から自分の名前がパンク・バンドのアルバム・タイトルになったことを知らされた。彼はこう話している。

「甥はバンドのことをよく知っていて、夢中になっている。この僕がサム41のアルバムタイトルになったなんて信じられないんだ(笑)。……サム41の貢献によって有望な若い人たちがアフガニスタンやイラク以外にも、世界で実際に起きてることに目を向けてくれるようになった。サム41がアルバムに僕の名前を付けて以来、“コンゴ”という言葉が入ったニュースがいくつ出ているか考えてみてほしい」

バンドのメンバーと同じカナダ人であるペルティエはまた「彼らがカナダ人なのは知っていた。だから、“同郷者がいっしょにいるのはいいものだ”ってビールを買ったんだ」と話している。

ペルティエは12月にカナダへ帰国し、サム41のコンサートに参加するという。

T.Kimura
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