スケアリー・スパイスと人気ゲイ・ボーイが共演

日本でも'98年、'99年に日本版が上演されたブロードウェイの大ヒットミュージカル『レント』。オペラの名作『ラ・ボエーム』をベースに、物語を現在のニューヨークに移し、エイズやドラッグの問題を絡めながら、俳優や映画監督、ダンサーを目指す若者たちの日常を描いている。

そのステージに、この春から主役の一人として元スパイス・ガールズの“スケアリー・スパイス”ことメラニー・ブラウンがステージに立っている。彼女の役どころは、薬物依存とHIVポジティブであるという問題を抱えるダンサー。ストーリーの最後で命の重要さを伝える大切な存在だ。

そして、もう一人、ストーリーの中で最も印象的な存在である心優しきゲイ・ボーイを演じているのが、アメリカで大人気のTV番組『クア・アイ・フォー・ザ・ストレイト・ガイ（直訳：ゲイの視点をストレート男性に）』で活躍する“カルチャー・ヴァルチャー（エチケットと考え方担当）”のジェイ・ロドリゲスだ。彼は、'02年に17歳から演じていたこの役を降りたが、今回特別に8月2日～14日限定でカムバックしている。

『レント』では、これまでにも特別キャストとして、'02年の夏にはインシンクのジョーイ・フェイトンが、また人気TV番組『アメリカン・アイドル』出身のフレンチー・デイヴィスもこの５月からステージに立っている。

メラニー・ブラウンは、スパイス・ガールズ解散後、ミッシー・エリオットとのデュエットシングル「アイ・ウォント・ユー・バック」と、初のソロCD「ホット」をリリースしたほか、映画にも出演している。ちなみに、彼女の「レント」への出演は8/21までの予定だ。

Aki Kayamoto, NY