R.E.M.、スタイプが新作について語る

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'01年の『Reveal』以来2年ぶり、通算13枚目となるR.E.M.のニュー・アルバム(タイトル未定)が10月に米国でリリースされる。マイケル・スタイプ(Vo)がRollingStoneに語ったところによると、今回のアルバムにはトラディショナルな作品のほか、世界の動向を描いた政治的な曲が少なからず含まれているという。

彼は同時多発テロから生じた対イラク戦がソング・ライティングにインパクトを与えたと話している。

スタイプは「良くも悪くも、現在の世界情勢がライティングに深く影響した。……とてもハードコアで、かなり政治的な曲がいくつかある。……俺はアメリカ人として、世界でいちばん怒りを感じている。同じ感情を持った人がほかにもいるはずだ。今は生きるのが辛い時期」とRollingStoneに語った。また、アルバムには「驚き」と「ショック」があると話した。

スタイプをはじめ、ピーター・バック(G)、マイク・ミルズ(B)らのバンドメンバーは現在、フロリダ州マイアミのスタジオで仕上げに取り組んでいる。

新作は政治トラック「Final Straw」「I'm Gonna DJ」ほか、トラディショナルなポップトラック「Leaving New York」「Wanderlust」を収録。米大統領選の前にリリースされる見込み。インターネット配信で話題になった「Final Straw」は、複数のアーティストが参加する反戦アルバム『Future Soundtrack for America』(US盤8月10日リリース)にも収められている。バンドはまた、アルバム・プロモーションのためのワールドツアーを計画している。

前作『Reveal』からは1stシングル「Imitation of Love」がスマッシュヒットした。

T.Kimura
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