子供達に希望ある未来を応援するプロジェクト“VOICE OF LOVE”、支援内容を中間報告

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“純粋な音楽のパワーを信じたい”と音楽プロデューサー、今井了介が企画し、音楽の前向きなパワーを通じて次世代の子供達に希望ある未来を応援したいとスタートしたプロジェクトが“VOICE OF LOVE”。

その活動のひとつとして、'03年12月に、TLC、ZEEBRA、AIら多くのアーティストが参加してCD「VOICE OF LOVE~上を向いて歩こう」をリリース。まさに世代、人種、国境を越えて、みんなが声を出して普遍的なメッセージを伝えた作品として反響を呼んだ。

そして、この“VOICE OF LOVE”の主旨に基づき、発展途上国の子供達のための学校建設や楽器寄贈のためにCDの売上げの一部、¥4,264,000がNGO団体を通して寄付された。

具体的な支援内容のひとつとして、フィリピンのセブ島から北東約70Kmに浮かぶカモテス諸島に校舎を建設し、楽器などを寄付。この島はフィリピンの中で最も貧しい地域で子供達の数に対して教室数が不足し、机や椅子などの備品も足りない状況だった。そこで、学習環境を整えるために、サン・ホアン小学校の校舎1棟を設立(写真)。'04年3月には完成し、現在では子供達がそこで様々な勉強をしているそうだ。また、その小学校を含む4校に楽器を支給。その楽器は、ただ贈呈するだけでなく、地元のミュージシャンや音楽教員らが演奏を指導、生徒達は地域のお祭りやパレードに参加したり、発表会などで披露したりと、音楽を通じての社会参加が実現している。

そして、もうひとつはアフリカのガーナ。こちらも貧困の激しい地域に校舎を建設し、椅子や机など設備の備品も寄付、さらにフィリピンと同じく楽器なども支給する予定だ。こちらの完成は2004年8~10月とのこと。

こうして携帯で声を送ったり、CDを買ったりしてたくさんの人々が参加した“VOICE OF LOVE”プロジェクトは、確実に世界の子供達のもとに形となって届けられている。

オフィシャルサイト http://www.voiceoflove.jp/
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