ポール・マッカートニーのリハーサルに近所の住民から苦情

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間もなく始まるヨーロッパ・ツアーのリハーサルにいそしむポール・マッカートニーの元に、近所の住民から「うるさい」と苦情がきた。マッカートニーは現在、ロンドン南部にあるミレニアム・ドームでセッションを行なっていが、その音は、テムズ川を挟んだ向こう岸の住民にまで聞こえるという。

地元の住民エリック・ペンパートンは、Ananova.comにこう話している。「最初は、マンションの住民が音楽を聴いているのかと思ったんだ。窓を閉めたけど、それでも聞こえるんだよ」音が川向こうのドームから聞こえると気づいた彼は、さっそく環境衛生局に電話を入れたという。「役所の公害防止課に電話したら、“それはポール・マッカートニーだ”って言われたんだ。“だから、どうした?”って答えたよ。彼が、僕の税金を払ってくれてるわけじゃないからね」

ペンパートンは、毎朝、ポール・マッカートニーが到着する際のヘリコプターの音にも我慢ならないようだ。「誰だろうが関係ないね。毎朝、騒々しいヘリコプターで到着するだけでもうんざりだ。猫でさえ迷惑してるよ」

マッカートニーは、この苦情を受け、音を92デジベルまで下げることを承諾したという。

マッカートニーのヨーロッパ・ツアーは5月25日にスペインのヒホンからスタート。彼はリハーサルのためミレニアム・ドームを3週間借り切っている。その費用だけでも25万ポンド(およそ5,000万円)かかったと言われている。

Ako Suzuki, London
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