【座談会】開催目前<OTOSATA ROCK FESTIVAL>片平実、TOTALFAT、The Cheserasera、INKYMAPが語る長野フェスの魅力

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■長野県は実際なにもないけど、景色や空気の綺麗さを体感して欲しい(Kazuma)

──みなさんから<OTOSATA>の印象や想いを聞きましたが、田中さんどうですか?

田中:そうですね、僕も自分なりの思いがあって始めたんですけど。1年、2年やってくうちに「どうしようかな?」と思う瞬間もありつつ。こうやって楽しみにしてくれるバンドや、「出たい」って言ってくれるバンドが増えたことで、「<OTOSATA>が浸透して、みんなに作ってもらえだしたんだな」というのを最近、すごく感じてて。なんとか頑張っていかなきゃなと思いますね。

──こうやって<OTOSATA>を想ってくれるバンドがいることは心強いですよね。みなさん、長野県の印象はどうですか?

Shun:BRAHMANを排出した土地ですからね。TOSHI-LOWさんの印象が強いんで、茨城のイメージがありますけど。RONZIさん(Dr)とMAKOTOさん(Ba)が松本出身ですから。INKYMAPもいるし、実はロックシティなんじゃないかな? と思ってるんですけど。

▲ The Cheserasera

宍戸:僕はGLIM SPANKYの印象が強いですね。一緒にライブをやらせてもらいに、下伊那の母校に行ったことがあって、やっぱりロックなイメージはありますよ。

Shun:長野ジャンクボックスは好きなバンドのスケジュールを見ると必ず入ってる会場で、僕らがバンドを始める前から知っていて。俺らも「ツアーどこ行こうか?」ってなった時、先輩バンドのスケジュールを参考にしたりしていて。老舗があるのって、すごく大事なんです。松本ALECXはどういう経緯で出ることになったのか覚えてないですけど、もう付き合いもすごく長くなって。

田中:たぶん、ウチで企画をやってた高校生が「カッコいいバンドがいるから」って呼んだのが最初ですね。まだ、みんな大学生だったと思うから、12~13年前かな?

Shun:あれからずっと松本にライブしに行ってて。バンドマンは長野といえば長野市を思い浮かべると思うんですけど、僕らは長野と言えば松本を思い浮かべるんです。

片平:僕はじいちゃん、ばあちゃんが穂高に住んでたんで、小さいころから馴染みのある場所で。碌山美術館の前にあるそば屋を経営してて、小学校の時はそばを作る過程を学校の課題としてやったりしていました。

Shun:あと、楽器メーカーの工場って長野に多くないですか? 俺のベースは全部、フジゲン(大町市)ってメーカーで作ってますから。聖地巡礼ですね。

──そう!それこそ茅野にもダイナ楽器ってギター工場がありますからね。だから、ロックが育つ環境はあるんですよ。

Kazuma:実際、なんもないですけどね(笑)。景色や空気はすごい綺麗なんで、それは体感して欲しいです。僕、東京に出て来てから鼻毛が伸びるスピードがすごい早くなりましたからね(笑)空気はすごい澄んでるし、星もすごい綺麗なんで、それはぜひ感じて欲しいです。


■“行かない後悔”は取り返せないので、どうせなら行って後悔してください(Shun)

──今年の<OTOSATA>で楽しみにしていることはありますか?

Shun:僕は共演バンドが楽しみですね。INKYMAPもいるし、The Cheseraseraもいるし、LUCCIもいるし。あとはフラワーカンパニーズもいるし、フレンズもいるし、知ってるんだけど、実は対バンしてないって人たちが同じ日にたくさんラインナップしているんで。もちろんぶっ倒しに行く前提ではあるんですけど(笑)。共演バンドともちゃんとリンクして、<OTOSATA>が終わった後にツアーに来てもらえたりとか、松本や茅野に帰って来れたら良いなと思ってて。“未来投資型ライブ”をしたいと思ってます。

──“未来投資型ライブ”いいですね! フェスの時、他のバンドって見ます?

Shun:俺らはメンバーと手分けして、出来るだけ見てます。で、「どのバンドがどうだった」って話をみんなでして、バックステージでも荒く絡みに行って。僕らも19年目なんで、最近は後輩っぽい人たちも増えて、荒く絡みやすくなってきました(笑)。今回のバックステージの標的はThe Cheserasera かな?

宍戸:お願いしま~す!

──わはは。そんなこと言ったら、めちゃくちゃ呑まされるよ!(笑)

宍戸:僕は自分たちが新しい音源出して、ここからより一層勢いを出して行きたいと思ってるところで。良いライブが出来るようになってきてると思うから、単純にライブが楽しみですし。昔からインタビュ-で、一番好きなアーティストに挙げてるのがGRAPEVINEなので。ステージは違うかもしれないですけど、感慨深いですね。ライブは当然見に行きますし、なんなら荒く絡みに行く勢いで、下から行こうかなと思ってます(笑)。

Shun:いや、そこは荒く絡みに行こうよ!(笑)

片平:あはは。僕は例年通り、本当に楽しみにしているフェスなんですけど。ロッフフェスは数あれど、DJブースがあるフェスがどんどん減ってきてるんです。そんな中、DJブースを作り続けている<OTOSATA>はすごいなと思うし、ありがたいなと思うし。DJブースということは色んなバンドの曲がかかるので、色んなバンドを補うことが出来るし、お祭りの雰囲気が作れると思うので。DJブースも楽しみに来て欲しいです。

──フェスって、転換の時もフードスペースでメシ食ったり、友達と感想を言い合ったり、いろんな楽しみ方がありますけど。お祭り気分を絶やさないというか、一日中お祭り騒ぎを味わっていられる意味で、DJがいることがすごく重要だと思うんです。どこに行っても音楽を浴びていられるって、フェスの醍醐味だったりしますからね!

Shun:あとバックステージで一番荒いのは、片平さんです! 俺ら世代のバンドマンには、通説になってますから。

片平:ほぉ、その補足いりますか?(笑)

▲ INKYMAP

Kazuma:僕らは昨年末にアルバムを出して、11月から3月までツアーを回っていたので。今年は昨年よりパワーアップしたライブが出来ると思ってるので、とても楽しみですし。昨年出た時は終わった後にめちゃくちゃ体調が悪くなって、ビールとか飲めなかったんです。だから、今回は終わったらビール持って片平さんのところに行こうと思ってます(笑)。

──わはは。さぁ、田中さん。出演者も出揃いましたけど、どうですか?

田中:出来ることはまだたくさんあると思うので、あとはより良い2日間に出来るように頑張っていきたいと思います。僕が楽しみにしているのは、セツナブルースターという、中学生の頃からずっと見てきたバンドで。10年前に活動休止して、今回復活してくれるんですけど、そういう土壌が地元にも出来てきたと思えたので。そういう、<OTOSATA>ならではの部分もぜひ見てもらいたいですね。

──そこからまたひとつ、物語が生まれるかもしれませんね。では最後に<OTOSATA>に行ってみようかな?と思っている人、まだ行こうか迷っている人にShunくん、代表としてメッセージをお願いします!

Shun:行ってみたいなと思っている人は、“行かない後悔”だけは取り返せないので、どうせなら行って後悔してください。来たら絶対、後悔させません! お金のこともシビアに関わってくると思うけど、他のフェスに比べてチケットも安いですしね。僕はそんなところにもフェス側の努力をすごく感じてるし、受け入れ態勢はこっちで全力で作るので。安心して遊びに来てもらえたら、出る側としてもとても嬉しいです。<OTOSATA>初参戦組、大歓迎で行きたいですね! みなさん、会場で待ってます!!


<OTOSATA ROCK FESTIVAL 2018>

日時:6月16日(土)・17日(日) AM10:00 開場・開演
会場:長野・茅野市民館
6月16日(土)出演:
kobore / Czecho No Republic / HEALTHY DYNAMITE CLUB / INKYMAP / EVERLONG / GRAPEVINE / The Cheserasera / 高高-takataka- / TOTALFAT / BIGMAMA / フラワーカンパニーズ / フレンズ / HOBBLEDEES / LUCCI / DJ:BADHABITS / 片平実 / GETFREE / WONG KEI

6月17日(日)出演:
WOMCADOLE / GOOD ON THE REEL / SHE'S / テスラは泣かない / 井上苑子 / ENTH / さよならポエジー / Shout it Out / SUSHIBOYS / セツナブルースター / 電波少女 / POT / My Hair is Bad / MOROHA / 片平実 / GETFREE / WONG KEI

<アクセス>
・車の場合 中央自動車道・諏訪ICより車で約12分
・電車の場合
〈東京方面からお越しの場合〉
新宿駅より中央本線茅野駅下車(約2時間15分)
〈中京・関西方面からお越しの場合〉
名古屋駅より中央本線塩尻駅で乗り換え、茅野駅下車(約2時間30分)

料金:1日券 6,000円 / 2日通券 11,000円 / 茅野市民割 5,500円(1日券のみ・枚数限定)
発売:松本ALECX / ANTENNA / 茅野市民館 / e+ / ローソン / ぴあ
主催:ALECX
企画:ALECX / ANTENNA
制作:ALECX
協力:Crazy rhythms
問:松本ALECX 0263-38−0050

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